苦労せよ（自転車男便りその２）

▲山の上の小さな小さな5つ星ホテル(Mt.Rainier/2006.7)

（2回目の挑戦は）予想以上の出会いと美しさで、

途中で止められなくなってしまったのです。

車で見る風景 と テント担いでみる風景

夏道でなく沢をつめて見れる風景。

奥に行けばいくほど、

手の届きにくい所にあるもの程 美しい 。

苦労する価値はあることを知ってしまったのだ。

（自転車男便り・その２）

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昨日の自転車男からの便り第二段。
この人は、あっちの景色を知っている。

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旅行業界に身を染めながら、どうもその「駅スタンプラリー」のような、目的の景色をみて写真を撮ってオシマイという「観光」に、いつのまにか、違和感と歯がゆさを感じるようになってきた、のは

アラスカという無骨な大自然に出会ったからか、
歩く旅を始めたからか、
登る楽しみを覚えたからか、

まあ、きっと全部が重なってなのだけれど

一歩踏み込んだものだけが出会える
宝石のような瞬間は、
それはそれはため息ついてしまうような美しさで

だから、 次は、
普通の観光から抜け出して、
ちょっとだけ、苦労する旅を、してみようよ。

観客席に座ってないで、
立ち上がって、参加者になろうよ。


というスタンスの「旅」を、この自転車男みたいな骨太な冒険野郎でなくても、フツーの街の人にも、どうにかして味わってもらいたい私なのだった。

とりあえず、夏は、ここで。