2008-12-24

バッタが台所で飛び跳ねた

2008年後半の試みといえば、
「東京でちゃんと暮らす」

だ。今まで、ふらふらと旅人すぎて、足下の根っこを張らずに生きてきたのを反省したのだ。


旅に出て、出会えば必ず出向くのは、週末の朝市。

シアトルで出会った新鮮な野菜や花、
アンカレジで交渉して購入した巨大ドリームキャッチャー、
タヒチのじりじり照りつける太陽の下で見た色とりどりの魚、
カナダはBC州の田舎町で出会ったおばちゃまからは「あら、日本から?夫が日本人なのよ。これ持って行きなさい!」と買わずにもらってしまった鞄。

いつだってワクワク楽しめる朝市。自分の住む街、東京には、ないんだろうか?あの素敵な週末の朝、住んでいるここでは体験できないの??

・・・と調べてみたらあったあった、ありました。
東京朝市

ここで買った、立派な葉っぱ付き泥付き大根を洗っていたら、バッタが、ぴょん、と飛び出してきた。スーパーの野菜ではありえない、初めての経験。

しばらく狭い台所で鬼ごっこをした後、
ベランダからそっと外に逃がしてやる。

バッタが愛した大根は、生でポリポリ食べ続けられるほど甘かった。
「苦くなくて、甘い。これが無農薬の野菜の特長だよ」と、売っていたおっちゃんが、自慢げに話してくれたその通りに。


東京も、ちゃんと暮らせば、捨てたもんじゃない。

1 comment:

Anonymous said...

よかったね、バッタ君。食べられなくて。