2010-07-30

東京は24時間サウナの中にいるみたい

涼しいハイジの世界に後ろ髪引かれつつ、大きな仕事が1本入っているので東京に一時帰国。成田〜日暮里の電車が速くなってた。

ユーコンの友達が日曜日まで写真展開催中。
都心に用事のある方は、かき氷よりも涼しい一服の清涼剤をぜひどうぞ。
ユーコンの大地のように器の大きな男、ともさんが切り取る、優しい荒野の表情!



村知弘写真個展開催中 2010年7月26日(月)~8月1日(日)

「Life in the North -極北・北海道の生命と暮らしー」
場所:ギャラリー銀座 時間:11:00~18:30 (最終日は17:00まで)

http://naturayukon.blog53.fc2.com/

2010-07-16

TMB again



明日から再びフランス、シャモニーへ。ツールドモンブランもう一周、くるりと。

I will leave for Chamonix tomorrow morning and walk TMB again.

2010-07-15

天使の微笑み3 Angel's smile


天使はママが好き
This angel loves his mom soooo much.

天使の微笑み2



居候先の天使(1歳3ヶ月)は、少し見ぬ間に(←2週間前)、またまたやんちゃ度を増していた。

フライパンをガンガン鳴らしては、その音の大きさに自ら驚いてフリーズしていた。

Live everyday as though it were last.


Innsbruck, Austria

ザルツブルグからインスブルックへ鉄道で移動。
2時間に1本のその列車は、あろうことか1時間も遅延した。インスブルックからさらに1日に数本しかない支線に乗り換えて家に帰りたい私は、予定していた乗り継ぎの便を逃し、インスブルックで夜11時まで待ちぼうけ。

ちぇっ、ついてないのー、早く帰って久々の家のベッドで寝たいのに、とうんざりした気分で、街のバーへと繰り出す。


と、そこには、夕立の後の澄み切った空、夕暮れマジックアワーの、うっとりするような夜景が広がっていた。目指した地ビール屋へ入るのも忘れ、ゆっくりと暮れ行く空に見入る。



二度と戻ってはこないこの瞬間を
どう捉えてどう過ごすかは、ほんとうに、心の持ち方ひとつ。
ぶーぶーと、頬を膨らませてツイてない1日を恨む?もう2度と戻ってこないこの1日を?


イライラせず深呼吸して、
列車に乗り遅れたからこそ出会えた、この一期一会の光景に感謝しよう。

アルデンテ再び


コルにちんまりと立っている山小屋でオーダーした
にんにくとオリーブオイルと鷹の爪とバジルだけのシンプルなスパゲティが



手をつける前に写真撮るのうっかりと忘れるほどに美味しいとは
イタリア恐るべし

Refutio Locatelli, Drei-Zinnen-Htt, Italy

早朝、ドロミテの岩はパステルピンクに輝いていた




The top of Plattkofel, Dolomiti, Italy

朝5時に起きた。
仕事が始まる前に、標高2900mまで散歩2時間。

朝8時半の静寂



Misurinasee, Dolomiti, Italy

岩肌よりも朝靄の湖面に目がいく

チロルの景色はやわらか


チロル、襞のように重なりあう尾根

夕方9時の贅沢な景色。家の近所より。
さわやかな風。
1本0.5ユーロのよく冷えたビール。
農家で仕入れて来た手作り生ハム。

山小屋避難中


標高1100mのチロルの山腹の家でも、この時期になると日中は30度越す。(湿度は30%ないけど)

涼を求めて、山小屋オフィスへ移動。快適ノマド生活。
一息ついたらハンモックでシエスタタイム。

チロルウルルン滞在記




チロル人の夏の大切な仕事、干し草刈りを手伝う。

2010-07-09

one of the most beautiful days in this summer!


Franz-Senn Hutte 2149m , Austria


今日は、
多分、夏の間に数回あるかないかの、完璧に美しい1日。
晴れ、というだけじゃない、澄み切った空気!

標高2149mのワールドカップ準決勝


20:30, 07th of July, 2010, Franz-Senn Hutte 2149m , Austria

まさか、こんな形で、山の上で見られるとは思っていなかった、サッカーのワールドカップ準決勝。

オーストリアの山小屋には、隣の国ドイツからのお客さんが多いからさ、と、クライミングウォールを壁にして青空スライド投影を「この小屋で初めてのトライ」する山小屋オーナー、トーマス談。(スライドより後ろの夕焼けの方が見応えがある気もする)

ほぼドイツ人の観客に囲まれ、緊迫ムードに少し疲れた青空星空観戦。
(でもオーストリア(チロル)人は、スペイン応援派らしい)

2010-07-04

夕方7時、サンルームで生ハムと白ワイン


というわけで、土曜日にヨーロッパアルプススキーの聖地St. Antonでトレランのレースにでてきたのだが、そこでは、「娘が君と同じ年齢なんだよ」というHelmutお父さんの家にお世話になった。

Helmut。チロルでのお父さんだ。60代にして驚くほど筋肉質な足を持つ彼は、元・5星ホテルのシェフで、ソムリエで、現役のスキーと山のガイドで、地質も花もなんでもござれのナチュラリストで、

その家の中は、棚にはあふれるほどの本と図鑑、リビングのあちらこちらに散らばる健康器具、書斎の椅子はバランスボール、テラスにはカラフルな花々とハーブが植えられ、その向こうにアルプスの山が借景として広がる、「こんな家に住みたい」と思わせる素敵な場所。

夕食は、「先週、知人の結婚式でプロヴァンスに行っていたからそのお土産」のオリーブと生ハムに瑞々しいスイカでゆっくりと始まり、メインはオーブンでじんわりと焼いたジャガイモにチキンのソテー、テラスで摘んだオレガノソース添えに、箸ならぬナイフとフォークがなかなか止まらない。

夜8時半、その家の大きさには似合わない小さなテレビをつけ、ソムリエお父さんが選んだ赤ワインを、オーストリア、スペイン、カリフォルニアと順に、合計6本分を少しずつテイスティングしながら、ワールドカップ準々決勝のガーナvsウルグアイの接戦に白熱し、

PKでガーナが負けた夜11時、洋梨のシュナプスで、この夜の贅沢な夜は締められた。

「今度は、夏のアルプス山小屋縦走、冬のクロカンスキーにいらっしゃい」と、Helmutお父さん。一緒にいる間、溢れる知識を惜しみなくシャワーのように浴びせてくれる。生き方と山のつきあい方と人生の楽しみ方を教えてくれる彼の誘いに、断る理由があろうか。(いや、ない)

トロフィーはカウベル(St.Anton trail run)






海外トレイルラン、オーストリアでデビュー。
20Kの部、女子2位で大きなトロフィーならぬカウベルもらってきた。

(女子出場者が8人しかいなかったことは秘密)

(途中2キロくらい道を間違えて余計に走って、
元の道に戻るのに牛の肥だめの中を疾走したことも秘密)

今回の大会、メインは42キロの部、参加者約200人。今年から始まった20キロの部、参加者男女合わせて28人。日本では考えられないのんびりさ。スタート後1キロ、町の中の先導はセグウェイに乗った女の子。

ゴール後のエイドステーションは、オーストリアのスポーツ飲料RedBull、水、コーラに加えてビールあり。Mannerのウエハース。メロン、りんご、スイカ、アプリコット、バナナなど果物たくさん。

来年は2011年7月2日開催。興味のある方はご連絡を。手配お手伝いできますよー。

2010-07-02

アルデンテを求めて峠越え(Dolomiti)



Plattkofel, Dolomiti, Italia

ブレンナー峠超えてイタリアにアルデンテのパスタ食べにいってきた。ついでにドロミテの岩山トレッキング。ここはトレッキングしてる場合じゃない。岩に登らなきゃ、という気にさせられる。


イタリアの看板はおおらかだ。そのへんから拾ってきた木の板に手書きの看板。TMBではお目にかからなかった。

2010-07-01

天使の微笑み

居候先の王子様、1歳とちょっと。
3週間みない間に、赤ちゃんから、やんちゃなそぶりの不敵な笑みを見せる男の子に成長してた。

2400m above from sea level(ツールドモンブラン)

the way to Col des Fours, (TMB), France

氷河の深い切り立った谷と峠を、いやになるくらい登ったり降りたり登ったり降りたり登ったり降りたり登ったり降りたり、を日々繰り返しているうちに気づいたのだけれど、わたしは標高2000m以上の空気と景色が好きだ

6月半ば、峠前後はまだ雪景色だった。

峠の向こう(ツールドモンブラン)

the way to Mont-Blanc  Col des Posettes (TMB), France

このあと浮かれすぎてポールを忘れてきた。

チロルのおにぎり

これは、パン粉とチーズの団子の中に黄色のアプリコットが入ってて、外は砂糖をまぶしていて少し甘い。大きさはこぶし大くらい。調子に乗って食べると意外とお腹に溜まる。

チロルの家庭料理クヌーデル。おにぎりみたいに気軽な存在。
今日の昼ご飯。

レストランで食べるご飯とちがって、家庭料理は飽きがこない。

ヨーロッパ滞在1ヶ月。米のおにぎりは・・・、少しだけ恋しい、か。