2011-08-26

10月、会津紅葉を愛でながら100キロの旅路へ

photo by 民宿田吾"作


このイベントを見つけたきっかけは、(1年に1回は参加したい、今年の)長距離走るイベントを探していた春のことでした。

探していた秋の季節だし、尾瀬は紅葉きれいだし、東北の復興応援にもつながりそうだし、地元に密着して温かなイベントのようだし、エイドの給食が美味しそうな予感もして、お、これは楽しそう、と、パンフレットを取り寄せたところ、大会本部の女性(=民宿 田吾"作おかみ)は、知人の知人だった・・・(世の中狭い)、ということですぐに仲良くなり、その後も何度かメールのやりとりをしています。だから、部外者である私も、このイベントの申し込み人数を、何故か把握しているのですが・・・。


まだ満席になってない。


ブームだか何だか、
軒並み1日で満席となっていくトレイルラン/マラソン大会を横目に、

深窓の令嬢のように奥ゆかしく控えめなこのイベント(いかにも東北っぽい)、もう、半年くらい前からオープンしているのに、まだ245人の申し込みで、まだ定員に達していないのです。震災の影響かどうか、昨年よりも100名以上少ない数字で、でも、開催者たちは、「こんなときだからこそ、中止しないで開催するのだ!」とおっしゃっています。
(申し込み締切は9/2の予定だったけれど、ちょっとだけ延長されるみたい。)

だから、わたしも、微力ながら、ここで告知ご協力させていただきます。10月の中旬、紅葉の会津を一緒に(走って歩いて)16時間の旅をしませんか?


『伊南川100kmウルトラ遠足』
http://tagosaku-ina.com/event3/index.html






話はこれだけでは終わりません。
やっぱり春のことでした。一人で走るのもなんだしな、と、普段は、アスリートや冒険家を応援している都会派美女軍団POEのメンバーに声をかけたところ、

「これまでウルトラは応援するものだと思っていました。しかしそんなに景色が素晴らしく、美味しいものも沢山あって、そして何より参加することに意味がありそうな「マラソン&ピクニック」ならば。。と、チャレンジすることにしました。」

と(初100kmチャレンジとなる)じゅんこさんから二つ返事で参加表明をもらい、また、普段は応援されている側の、24時間走世界チャンピオン井上さんが、今回はPOEのコーチとして、応援側に回ってくれるとのこと。おおぅ、強力な助っ人!

私は参加できませんが、9月の半ばに、POEは事前合宿も計画しています。大会当日は、田吾"作に一緒に泊まって、心細さも解消することも可能です。

というわけで、こちらも併せてご紹介しておきます。(10月は私も田吾"作に泊まります)。




究極ランナー・アスリート・冒険家たちのDo Good!を応援!
piece_of_earth の
伊南川100キロチャレンジ物語
http://poesjnm.exblog.jp/15852677/

2011-08-25

Thailand days #7

Farm Chokchai Keynote Speech

Imagination is more important than knowledge,
but INSPIRATION is more important than imagination...!

And I think, Passion (and Action) is most important.

*

タイのファームチョクチャイ牧場経営者(この方、2012年に来日するみたい)が参加高校生向けに行ったキーノートスピーチより。


というわけで、タイ報告を中途半端ながらここで切り上げ、
私も、もっとも情熱を注ぎこめる場所、アラスカ&ユーコンへと、そろそろ旅立ちます。

2011-08-24

Thailand days #6







東芝地球未来会議 - 高校生向けグローバル環境リーダー育成キャンプ

今回のタイ行きは、環境キャンプのコーディネーター&ファシリテータとしての参加だった。今年で3年目。

つたない私の進行を、温かく見守ってくれた参加者の皆様ありがとう。さりげなくサポートしてくださったスタッフ陣の皆様ありがとう。

森や山や湖や草原で体を動かして過ごす時間は大好きだけれど、それと同じくらいに、(たとえ建物の中であっても、)(同世代でなく、)次の世代の人たちへ、自分が信じるものを伝える機会を、これからも大切にしていきたい。




3番目の写真。
高校生たちが見つめる視線のその先(未来)が、光に溢れている感じがお気に入り。

Thailand days #5


Love Note System.

デジタルメールじゃなくて、
アナログメール。

参加者同士、互いに気付いた Nice! LIke! Thanks! の一言メッセージを、ひょいと入れておくメッセージ入れ。

ぼろぼろの雑巾のように疲れ果てた夜12時に読む、ミスコピーの裏紙のチラシにササッと書かれたNice job! の一言が、どれだけのエネルギーになったことか。
さりげなく放り込まれていたキャンディー1粒の甘い記憶。

直接にでも、間接的にでも、
デジタルでも、アナログでも、
相手への好意的なメッセージは、面倒くさがらず、ちゃんと伝えていこう。




私は褒められて育つ派だからね。ラブノートにニッコリ。



Thailand days #4


Mr.Tanate has a nice sense of humor. (時々親父ギャグすぎるけど)

今回のタイでの仕事。チームを組むスタッフ陣は、タイ人と日本人の2カ国混成。

「まじめになりすぎちゃいけないんだ。息抜きを、ユーモアを、楽しさを。力を抜いた方がいい結果が出るもんだ」、ってタイチームは毎日言い続けていた。
新しいアイデア、いろいろありがとう。

2011-08-23

Thailand days #3




a metaphor 'Shoes Keep man from Nature'
靴はポイポイ脱ぎ捨てて。
皆で田んぼの中へ。

「地球未来会議」中のできごと。

プログラムの一環で田植えをした。
手足を泥だらけにして。
タイの高校生も、日本の高校生も、アメリカの高校生も、ポーランドの高校生も、皆一緒に。

(田植えは日本でだってできるけど、でも、タイは8月にも田植えできる(1年三期作)。暖かい、って生物が生きるにはアドバンテージだよな。)

その夜に聞いた参加者の言葉。
「田んぼの泥の中に足を突っ込んでいると、太陽の温かさや、稲の育つエネルギーが、足の裏から直に感じられたんだ」

プログラム最終日、ディスカッションタイムに参加者出たトピックの一つ。
「靴が人間を自然から遠ざけた」

ああ、この隠喩は、いつかトラッカーズスクールで聞いた、ネイティブの教えを思い出させる。

「大地を歩くときには、自分にとって最も目上の人の上を歩いていると知りなさい。その人の名は地球です」
「靴は足の棺桶」
 ーGrand Mother




裸足万歳。
そんな私は今日も裸足にサンダル。
銀座への仕事の打ち合わせも、サンダルで、お出かけ、お出かけ。
(それを許してくれる仕事先に感謝。)

2011-08-21

Thailand days #2

カンファランスの会場となった牧場

Open Air Dining area


Open Air Living Room

Open Air Terrace

Open Air Shower



 Open Air Toilet, which I love the most -  All photo by Kea


タイの夏は「4月」で、
季節は、「雨期ー乾期ー夏」の3つしかないんだって。
今は雨期。

トロピカルな重たく気怠い空気が肌に纏わりつく。

Thailand days #1






All Photos by Kea

甘さと辛さと酸っぱさと。

ココナツとパクチーと。

食欲と好奇心のままに食べていると危険な国、タイ。
12日間の滞在で、確実に数キロgain。


タイにいってました。お知らせいろいろ

In Bangkok, Photo by Kea
サワディーカー。
しばらくタイに行っており、美食&マッサージ三昧でした。(ウソ。仕事三昧)

2週間ぶりに戻って来た東京は、嵐で、しかもぐーんと、秋の涼しさだった。夏、終わりかなー。

タイのご報告の前に、いろいろお知らせが溜まっているので、一気に、どん!




1)これだけトレラン&マラソンブームなのに、まだ締切まで余裕のあるこの大会。10月の会津の紅葉の美しさ、マラニックの緩い楽しさ、そして、今だから、今だからこそ、福島を走りたい。(私も申し込み済み)ご賛同、100キロを一緒に走ってくれる方、まだまだ募集。

伊南川100 ㎞ウルトラ遠足 2011.10.11 /受付締切9/2
大会前後の宿泊は、POEのメンバーと、ご一緒に!




2)今年はdialogueという手法が私にとっての新分野。人の話をきちんと聞く事で、話すことで見えてくる糸口がある。discussion でなくdialogue。対話の力に、興味のある方へ。何かを変える最初の1歩は、他の誰からでもなく、自分から。(参加費無料)

8/30-9/1 & 9/23-25 in 山梨県清里「KEEP協会」
「先の見えない日々の中に新しい未来を創りはじめる3日間
ーコミュニティを支える若手を育てるー」

主催:ミラツク、財団法人KEEP協会、The Berkana Institute
後援:NPO法人ETIC.、協力:日本財団Roadプロジェクト




3)こちらは、参加者もボランティアも募集中。

「VISIONS 2011」
2011年8月27日(土)〜28日(日) 
元気で持続可能な日本応援プロジェクト始動!
持続可能で豊かな地域づくりやコミュニティデザインをテーマとした講演・パネルディスカッション・ワークショップ・上映会など、2日間で25以上のプログラムが行われる複合型フォーラム。

(こんな方へ)
・自分も何かアクションを始めてみたいと考えていた方
・豊かなライフスタイルやこれからの働き方に興味のある方
・環境問題や社会問題について誰かと話してみたい方
・みんなで何かを成し遂げる充実感を味わってみたい方
・NPO法人の活動やイベント制作に興味のある方
主催:BeGood Cafe


2011-08-07

牛と羊と




ピレネーやアルプスでは、昔ながらの羊や牛の放牧が今も行われている。

トレイルを歩いていても、ヤツラは、
人間なんて我関せず、な顔で、ぬぼー、っと突っ立っているので、

図体大きい彼らが集団でいるところを通りぬけるのは、
一人で歩いていると、ちょっとビビる。




でも、たくさんtweetされていた、
野口健氏のブログ記事を目にしてしまい、

この平和な牛と羊たちの表情を
なんだか、載せておきたかったー。

Going to Thailand!


明日からしばらくタイへとお出かけです。

今回は、体力勝負のトレッキングガイドではなく、頭を使うお仕事。

アメリカやヨーロッパやアジアの高校生たちが集まって、英語で「地球の環境を考える」ワークショップが開催され、そのコーディネーター&ファシリテーターとしての参加。今年だからこそ、考えること、新しい意見が出てくることを期待しよう。


参加者プロフィールをチェック・・・、1994年生まれ・・・
う、軽くショック。





TOSHIBA YOUTH CONFERENCE
  FOR A SUSTAINABLE FUTURE 2011


Theme of 2011


Global warming, ecological destruction, global population growth, economic problems. These issues are placed in front of us waiting to be solved.


 How can humanity sustain this world while being friendly to the earth ? 


This goal will encourage the participants, who will become leading players in the next generation, to know the problems which already exist and enable them to imagine the keys for solutions.

反抗期2歳児、兄になる


チロルLeithenのホームステイ宅のボスは、反抗期まっただ中2歳児エリアス。

先日、弟が生まれてお兄ちゃんになったとのニュースが。
おめでとうー!

(写真後ろは、お父さん作、彼専用の家。家の中の椅子の砂をホウキで払って、「リョーコー、どうぞー」とお招きいただき、感激した後の写真。随分と凛々しくなっちゃって・・・)

お好きなように







フランス人の、
「古いものを上手に使いながら、でも、超センスいい・・・」

と私がうなる一番の家は、ここ、ピレネーの村はずれにあるマテオ宅。築200年だという古い農家のその中は、新しいものなんて何ひとつないのに、(しかも、お金全然かけてなさそうなのに)、古くさくなくて、いや、逆に、すごくカッコイイ。

きっとそれは、趣味がブレてないから。
流行に、まったく惑わされていないから。


この家の主人マテオはじめ、わたしがすれ違ってきたフランス人たちは、よく、「As you want」という言葉をつかう。

「ねえ、この道行った方がいい?」
「苺とオレンジ、どっち食べる?」
「もう眠いから、(パーティ抜け出して)先に寝るわ」

という場面では、必ず

As you want, (またはコムチュブ〜)って答えがかえってくる。

これ、英語だけど英語じゃない。It is up to you, とか、そういう意味で使ってるんだろうけれど、この言い回し、フランス人独特。(たぶん)

人は人、自分は自分。

誰かにあわせたり、
逆に、周囲に自分の考えを押し付けたりすることがない、クールな彼ら。




Chamonix, 山の総合アミューズメントパーク

Aiguille du Midi Lift Cable Car. towards the summit of the Aiguille, 3842m 

複数日使える、乗り物フリーパスが存在し。

乗り物に乗っているだけで、お気軽に、氷河の上とか中とか、富士山より高い場所とか、景色の良い展望台とか、お望み通りの第一級の山の景色を楽しめ。

麓の街では、和食含めた世界中の美味しいご飯が食べられて、高級ブランド品からキッチュな土産物、最先端のアウトドア用品まで、何でも買えるショッピングゾーンがあり。

体動かして遊ぼうと思えば、ホテルのベッド起き上がってから1時間後には、4000m級の氷河登山もクライミングもトレッキングもトレランもMTBもラフティングも、第一級クラスの遊びがすぐに開始できる。

東京みたいに、朝4時起きで渋滞3時間くぐりぬけトレイルヘッドへ疲れ果てて到着、とか、あの苦労を思うと、この環境は天国。

シャモニって、ディズニーワールドっぽい。フロリダをちょっと思い出す。テーマは、ミッキーマウスじゃなくて、山。


http://www.chamonix.net/english/home.htm



次はクランポンもっていって上までいくー。

必要なものは裏庭から盗ってこよう



ボンジュー!
フランス、シャモニに1ヶ月ぶりに戻って来た。
あー、好きだ、この村。


ここから二駅、モンブランから流れ落ちるボソン氷河の麓にあるのがセバスチャンの家。昨年購入した古民家を、自分の手で改築まっただ中。(だいたい、こっちにきて、「築2年」とかの、新しい家見たことないかも)




夏はガイド業が忙しいので、改装工事は中断中。トイレのドアはまだ立て掛けてあるだけ、キッチンは盥で、配線はそのままむき出し。





ああ、フランス人ってば、絶妙な美的感覚。壁の色が紫・・・。




セバスチャン。

ときにトレッキングガイドで、ときにアドベンチャー系レースの司会者の2足の草鞋をはく男。もともとは、科学館で星の解説員をしていたらしいのだが、「ああ、僕はこんな四角い箱の中にいちゃだめなんだ。本当の空をみなくちゃ」と、人生方向転換した(らしい)。

去年、山小屋に泊まっていたとき、外をぷらぷら散歩しながら、「このきれいな景色にあう曲を1曲プレゼントするよ」と渡してくれたiPod。イヤフォンから流れてきた音は in to the wildのサントラだった。シャモニに住みながらアラスカ行きを夢見るヤツと、波長があわないわけがない。ので、私たちは仲良し。

今回、1年ぶりの再会。


再会の乾杯は、去年、ずっと飲み続けたモヒート。

キューバ産ラムと、ミントと、砂糖と、レモン。
が、家にあったドライミントはあんまりいい味が出なかった。

「隣の空き地は昔、誰かの畑だったから、荒れ地になった今もいろんな野菜が自生してるんだ。きっと、ミントもあるよ、探しにいこう」

え、マジで?

70センチ四方くらいの、リビングの小さな窓からよいしょと裏庭(そこは絶景モンブラン・ビュー)へ忍び込み、荒れ地を捜索すること10分。途中、ブルーベリーとラズベリーとジャガイモは見つけたけれど、さすがにミントは生えてないよ、と諦めかけたそのとき、足下に。

ミント群生。
笑える。
ホントにあった。


フレッシュミントで作り直したカクテルは、
口いっぱいに爽やかな香りが広がって、モンブランモヒートと命名された。


地図を見ながら山の話で盛り上がる。
人がまだまだいない穴場を教えてもらいながら。

「シャモニーって、いいよねー。人も自然も。上手に同居してる感じが」
「だろう?だから僕はもう12年もここに住んでいるんだ。」






夜。

仲良しのエヴァと、彼女の飼い犬、ラブラドール・レトリーバーのジェドも合流し、ひとつ峠を越した隣の村Vallocineで車を降りる。

持ち物は、ダウンジャケット、トレッキングシューズ、ヘッドライト。駐車場から、かなり薄暗くなってきたトレイルを登ること20分。目指す先は、落差40mの滝の真上にある山小屋。BBQパーティが開かれていたこの夜、この小さな山小屋は、ローカルたちですでに大盛り上がり。ジェドが、愛想良く尻尾をパタパタ振って、輪の中に入っていく。そして、私たちも。


絶え間なく谷間に響き渡る水の轟音
ワイン
ソーセージ
またワイン
ギターの音色
ダンス

山の中のパーティは、
フランスらしく、夜中まで延々と続く。
ダラダラと、楽しい夜。

酒の席なのに、こんなにも山に囲まれて、森と水が手の届く場所にあるなんて幸せだー。

日付も変わる頃の夜道、満点の星空の下、私たちはジェドに先導され、「ヘッドライトなんて、本当はいらないんだ」と暗闇を暗闇のまま歩く。森の木々の隙間から、星が仄かに明るさをもたらしてくれるから。

森を抜けた頃、
「はっはっは。秘密兵器をお見せしよう」
と、セバスチャンがポケットから取り出したペンは、プロ用のレーザーライトで、5キロ先まで照らし出す強烈な緑色の光。5キロじゃない、星まで届く光。

「僕は前職、プラネタリウムの解説員だったんだぜ?」

天然プラネタリウムを見上げながら、
酔っぱらった頭で必死に
仏語と英語チャンポンの星座解説に耳を傾けた。



Vallocine BBQ night from ryoko aosaki on Vimeo.

2011-08-06

お土産はスイスチョコ1.6kg


ヨーロピアンのライフスタイルは、クリエイティブで、落ち着いていて、頑固で、優雅で、カッコいい。山や森にいる時間と同じくらい、彼らの生き方を垣間みる時間は、貴重な学びの場。友達の故郷を訪ねて三千里。ショートトリップしてきた。





ユーコン犬ぞり友達、トーマス in Swiss。





ルツェルンから1時間。イタリアへ繋がる峠のふもとErstfeld。
チロルよりも、さらに急峻な谷間の小さな村。

トーマスは、ガールフレンドと犬1匹と、6つくらい部屋がある大きな家に住んでいる。仕事は大工で(だから自宅のテーブルや椅子は全部彼の手作り)、趣味はエレキギターとMTB。数年に1度、冬の間だけ仕事を休んでユーコンに渡り、犬ぞりのレースに出ている。




古民家を改装した大きな家。
庭には、ぶどう、レモン、リンゴ、と果実がたくさん。
「そりゃ、食べられるものの方が、いいでしょ?でも、ジャパニーズモミジもあるよ」





内装は一転、IKEAのモデルルームかと思うほどに清潔でポップでシンプル。むー、意外なオシャレ具合。





「スイスらしい食事を味わってもらおうと思ったんだ」
牛肉のシチューとジャガイモの細切炒め。





近所の森を散歩。
美しい花崗岩の岩肌。アウトドア天国、ここにも。





トーマスは、すごく優しいお兄さんだ。

「スイスのチョコレートを用意したよ」と400gの板チョコ4つをお土産とに渡され、バス乗り場で、「あ、リョーコ、もしかしてスイスフラン持ってないね?」と鋭く気付き、
大丈夫だからと断る私の手に、無理矢理10フラン札を握らせる。
・・・ああ、この包容力。わたしといえば、何もできない小さな女の子になった気分。


「わざわざスイスに来てくれてありがとう」、って。

とても温かで気持ちのこもった歓待をうけ、ありがとうを言うべきは、私なのに、まさかお礼まで、先を越された、情けない私だった。