2008-12-24

サンタが心に降りてきて・・・星野道夫


夜、街を自転車で走っていると、たくさんのサンタクロースとすれ違う。みんな、ピザをもって・・・。ピザ宅配サービスは、サンタの格好するのが流行っているの?前から?


昨晩、夢を見た。
アラスカからやってきたサンタクロースは、夢の中の私にこう告げる。

「サンタクロースはおまえの心の中にある。慈愛の心、与える心を持ちたまえ」、と。


おおおおぅ、これは、こんなに豊かな暮らしをしていながら、いまだサンタクロースに「広角レンズ」「三脚」「ソロテント」「ビーコン」「i-pod nano」「GPS」「ギター」・・・と飽くなき欲望をぶつける私への戒めだ。サンタが私に何かを「くれる」のではなく、私がサンタとなり、何かを与える存在とならなくては。夢の中のサンタクロースよ、ありがとう。この世のみんながサンタクロースになったら、なんとあたたかで心地よい世の中になることでしょう。



・・・と、珍しくキレイな心の今日クリスマスイブなので、苺のケーキをつつきながら、今日はオーロラクラブのお手伝いをすることにします。


オーロラクラブ、は、友人が関わっている団体なのだが、故・星野道夫氏の意思を汲んだ仲間たちが立ち上げ、子供たちに、アラスカの氷河キャンプを体験させてくれる。3月の1週間、何もない氷河の上でオーロラ見上げながらキャンプした子供たちの感想は、なんとも素敵。


「真剣になって遊んだ。地球と遊ぶ、そんな感じだった」

「アラスカで感じ取ったものは、僕の心や体の隅々にまで染みこんでいる」

「月明かりがまぶしいなんてはじめてだ」

「目が覚めたときに起きて、食べたいときに食べる。寝坊も夜中のお菓子も咎められないなんて、素敵すぎます」

「ぼくも少しだけ自然の一部分になれたような気がしました」

「一番楽しかったことは、生きていくために働くことです」

「バンジージャンプがひっくり返ったくらい、成長しました」・・・


大人だって沢山感じることのあるアラスカの大地、感受性豊かな子供の頃に、しかも氷河の上で1週間も過ごすことができたなら、それはその後の人生に、大きな影響があるだろうなあ、と、思うのだ。そんな彼らが、資金源の足しに、と毎年作っているのが、星野道夫の写真をつかった12ヶ月卓上カレンダー。これがまた、一石二鳥・・・いや、三鳥。

1.毎月毎月、オフィスや家にいながら、アラスカの一風景が楽しめる

2.終わった月のカレンダーは、切り取ってポストカードに。日頃不義理をしている大切な人に、気軽に一筆。もらった相手も喜ぶ。

3.しかも、子供たちがオーロラの空の下で、何かを感じ取ってくれているのに、一役買っている。


これがたったの1200円(送料込み)、一ヶ月100円で楽しめるのだもの。
ここに来てくれている方は、きっと極北の大地を踏んだ方も多いと思うので、賛同してくれるサンタクロースがいることを願いたいと思います。

直近に私と会う人は直接、そうでない方はお送りしますので、どうか、ご一報くださいまし。



2009年
机の上にアラスカを。
子供たちにアラスカ体験を。




謙虚になった私は、サンタクロースには、銀世界の一晩をお願いしてみた。
明日は早起きして、この冬初の、雪キャンプへGo!

1 comment:

Anonymous said...

慈悲でなく慈愛にしてくれてありがと:サンタ