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2011-08-07

牛と羊と




ピレネーやアルプスでは、昔ながらの羊や牛の放牧が今も行われている。

トレイルを歩いていても、ヤツラは、
人間なんて我関せず、な顔で、ぬぼー、っと突っ立っているので、

図体大きい彼らが集団でいるところを通りぬけるのは、
一人で歩いていると、ちょっとビビる。



*

でも、たくさんtweetされていた、
野口健氏のブログ記事を目にしてしまい、

この平和な牛と羊たちの表情を
なんだか、載せておきたかったー。

お好きなように







フランス人の、
「古いものを上手に使いながら、でも、超センスいい・・・」

と私がうなる一番の家は、ここ、ピレネーの村はずれにあるマテオ宅。築200年だという古い農家のその中は、新しいものなんて何ひとつないのに、(しかも、お金全然かけてなさそうなのに)、古くさくなくて、いや、逆に、すごくカッコイイ。

きっとそれは、趣味がブレてないから。
流行に、まったく惑わされていないから。

*

この家の主人マテオはじめ、わたしがすれ違ってきたフランス人たちは、よく、「As you want」という言葉をつかう。

「ねえ、この道行った方がいい?」
「苺とオレンジ、どっち食べる?」
「もう眠いから、(パーティ抜け出して)先に寝るわ」

という場面では、必ず

As you want, (またはコムチュブ〜)って答えがかえってくる。

これ、英語だけど英語じゃない。It is up to you, とか、そういう意味で使ってるんだろうけれど、この言い回し、フランス人独特。(たぶん)

人は人、自分は自分。

誰かにあわせたり、
逆に、周囲に自分の考えを押し付けたりすることがない、クールな彼ら。




Chamonix, 山の総合アミューズメントパーク

Aiguille du Midi Lift Cable Car. towards the summit of the Aiguille, 3842m 

複数日使える、乗り物フリーパスが存在し。

乗り物に乗っているだけで、お気軽に、氷河の上とか中とか、富士山より高い場所とか、景色の良い展望台とか、お望み通りの第一級の山の景色を楽しめ。

麓の街では、和食含めた世界中の美味しいご飯が食べられて、高級ブランド品からキッチュな土産物、最先端のアウトドア用品まで、何でも買えるショッピングゾーンがあり。

体動かして遊ぼうと思えば、ホテルのベッド起き上がってから1時間後には、4000m級の氷河登山もクライミングもトレッキングもトレランもMTBもラフティングも、第一級クラスの遊びがすぐに開始できる。

東京みたいに、朝4時起きで渋滞3時間くぐりぬけトレイルヘッドへ疲れ果てて到着、とか、あの苦労を思うと、この環境は天国。

シャモニって、ディズニーワールドっぽい。フロリダをちょっと思い出す。テーマは、ミッキーマウスじゃなくて、山。


http://www.chamonix.net/english/home.htm



次はクランポンもっていって上までいくー。

必要なものは裏庭から盗ってこよう



ボンジュー!
フランス、シャモニに1ヶ月ぶりに戻って来た。
あー、好きだ、この村。

*

ここから二駅、モンブランから流れ落ちるボソン氷河の麓にあるのがセバスチャンの家。昨年購入した古民家を、自分の手で改築まっただ中。(だいたい、こっちにきて、「築2年」とかの、新しい家見たことないかも)




夏はガイド業が忙しいので、改装工事は中断中。トイレのドアはまだ立て掛けてあるだけ、キッチンは盥で、配線はそのままむき出し。





ああ、フランス人ってば、絶妙な美的感覚。壁の色が紫・・・。




セバスチャン。

ときにトレッキングガイドで、ときにアドベンチャー系レースの司会者の2足の草鞋をはく男。もともとは、科学館で星の解説員をしていたらしいのだが、「ああ、僕はこんな四角い箱の中にいちゃだめなんだ。本当の空をみなくちゃ」と、人生方向転換した(らしい)。

去年、山小屋に泊まっていたとき、外をぷらぷら散歩しながら、「このきれいな景色にあう曲を1曲プレゼントするよ」と渡してくれたiPod。イヤフォンから流れてきた音は in to the wildのサントラだった。シャモニに住みながらアラスカ行きを夢見るヤツと、波長があわないわけがない。ので、私たちは仲良し。

今回、1年ぶりの再会。

*

再会の乾杯は、去年、ずっと飲み続けたモヒート。

キューバ産ラムと、ミントと、砂糖と、レモン。
が、家にあったドライミントはあんまりいい味が出なかった。

「隣の空き地は昔、誰かの畑だったから、荒れ地になった今もいろんな野菜が自生してるんだ。きっと、ミントもあるよ、探しにいこう」

え、マジで?

70センチ四方くらいの、リビングの小さな窓からよいしょと裏庭(そこは絶景モンブラン・ビュー)へ忍び込み、荒れ地を捜索すること10分。途中、ブルーベリーとラズベリーとジャガイモは見つけたけれど、さすがにミントは生えてないよ、と諦めかけたそのとき、足下に。

ミント群生。
笑える。
ホントにあった。


フレッシュミントで作り直したカクテルは、
口いっぱいに爽やかな香りが広がって、モンブランモヒートと命名された。


地図を見ながら山の話で盛り上がる。
人がまだまだいない穴場を教えてもらいながら。

「シャモニーって、いいよねー。人も自然も。上手に同居してる感じが」
「だろう?だから僕はもう12年もここに住んでいるんだ。」

*





夜。

仲良しのエヴァと、彼女の飼い犬、ラブラドール・レトリーバーのジェドも合流し、ひとつ峠を越した隣の村Vallocineで車を降りる。

持ち物は、ダウンジャケット、トレッキングシューズ、ヘッドライト。駐車場から、かなり薄暗くなってきたトレイルを登ること20分。目指す先は、落差40mの滝の真上にある山小屋。BBQパーティが開かれていたこの夜、この小さな山小屋は、ローカルたちですでに大盛り上がり。ジェドが、愛想良く尻尾をパタパタ振って、輪の中に入っていく。そして、私たちも。


絶え間なく谷間に響き渡る水の轟音
ワイン
肉
ソーセージ
またワイン
ギターの音色
歌
ダンス

山の中のパーティは、
フランスらしく、夜中まで延々と続く。
ダラダラと、楽しい夜。

酒の席なのに、こんなにも山に囲まれて、森と水が手の届く場所にあるなんて幸せだー。

日付も変わる頃の夜道、満点の星空の下、私たちはジェドに先導され、「ヘッドライトなんて、本当はいらないんだ」と暗闇を暗闇のまま歩く。森の木々の隙間から、星が仄かに明るさをもたらしてくれるから。

森を抜けた頃、
「はっはっは。秘密兵器をお見せしよう」
と、セバスチャンがポケットから取り出したペンは、プロ用のレーザーライトで、5キロ先まで照らし出す強烈な緑色の光。5キロじゃない、星まで届く光。

「僕は前職、プラネタリウムの解説員だったんだぜ?」

天然プラネタリウムを見上げながら、
酔っぱらった頭で必死に
仏語と英語チャンポンの星座解説に耳を傾けた。



Vallocine BBQ night from ryoko aosaki on Vimeo.

2011-08-06

お土産はスイスチョコ1.6kg


ヨーロピアンのライフスタイルは、クリエイティブで、落ち着いていて、頑固で、優雅で、カッコいい。山や森にいる時間と同じくらい、彼らの生き方を垣間みる時間は、貴重な学びの場。友達の故郷を訪ねて三千里。ショートトリップしてきた。





ユーコン犬ぞり友達、トーマス in Swiss。





ルツェルンから1時間。イタリアへ繋がる峠のふもとErstfeld。
チロルよりも、さらに急峻な谷間の小さな村。

トーマスは、ガールフレンドと犬1匹と、6つくらい部屋がある大きな家に住んでいる。仕事は大工で(だから自宅のテーブルや椅子は全部彼の手作り)、趣味はエレキギターとMTB。数年に1度、冬の間だけ仕事を休んでユーコンに渡り、犬ぞりのレースに出ている。




古民家を改装した大きな家。
庭には、ぶどう、レモン、リンゴ、と果実がたくさん。
「そりゃ、食べられるものの方が、いいでしょ?でも、ジャパニーズモミジもあるよ」





内装は一転、IKEAのモデルルームかと思うほどに清潔でポップでシンプル。むー、意外なオシャレ具合。





「スイスらしい食事を味わってもらおうと思ったんだ」
牛肉のシチューとジャガイモの細切炒め。





近所の森を散歩。
美しい花崗岩の岩肌。アウトドア天国、ここにも。





トーマスは、すごく優しいお兄さんだ。

「スイスのチョコレートを用意したよ」と400gの板チョコ4つをお土産とに渡され、バス乗り場で、「あ、リョーコ、もしかしてスイスフラン持ってないね?」と鋭く気付き、
大丈夫だからと断る私の手に、無理矢理10フラン札を握らせる。
・・・ああ、この包容力。わたしといえば、何もできない小さな女の子になった気分。


「わざわざスイスに来てくれてありがとう」、って。

とても温かで気持ちのこもった歓待をうけ、ありがとうを言うべきは、私なのに、まさかお礼まで、先を越された、情けない私だった。

a short walk in Zurich



物価の高いスイスを勝手に敵視していたけれど、チューリッヒ在住の友が街を案内してくれるというので、列車乗り継ぎ時間を利用して、旧市街を散歩。





スイスのリッチな美しさと落ち着いた町並みにウカレポンチな旅人ここに。


スイス悪くない。
(物価は目が飛び出るほど高いのが玉に瑕)

A friend visiting me from Tokyo




Leithen。

オーストリアの西の古都、チロル地方の中心インスブルックから30分。
1時間から2時間に1本、各駅停車が停まる、ひっそりとした無人駅。
ここが私の7月のベースキャンプ(ほとんど家にいないけど。)






7月も終わろうかという週末、
イタリアは南チロルで仕事を終えた友人が、ふらりと立ち寄ってくれる。


どうも雨雲に好かれている私たちは、この日も生憎の空模様で
(山登りも岩登りもすることができず、都市観光にあまり興味ないため)
せっかくのインスブルックなのに、昼間からビールを飲んだくれるダラダラっぷり。


・・・その時間は、別に東京でやってることと変わらないんだけど
異国の空の下、気の置けない友人とのんびりと過ごせる時間って、贅沢!



*


来年は、ぜひ皆様も夏休みとって、
ミュンヘンまでのエアーチケットとって、
この涼しくのんびりとしたチロルの森へ
そして、インスブルックの街角のカフェにヴァイスビール飲みにきてー。

2011-07-24

ジョギングコース in Tirol


Seefeld in Tirol, Austria
雨で塵が全て流された後の早朝、稜線が青空に際立つ、
夏に数度あるかないかの完璧な天気。

うつわ






ワインはグラスの形で味が全く変わる、らしい。

The sky in summer

The rain is approaching to me.

夏の夕立。

2011-07-23

2011 Dolomiti

Tre Cime (2873m, 2999m, 2857m)
Sasso lungo (3181m) & Sasso Piatto (2958m)

 Come sta?  Sto bene, grazie!

*

「それが都会だろうと山だろうと、私は歩くのが好きだと、今日実感した。歩くだけで、目に見えるものがどんどん変わる。反対に言えば、歩かなければ景色は何も変わらない。滝も、岩も、木々も、山々も、風も、みんなつねにそこにあるが、自分の足で向かわなければ、出会う事はかなわない」


「あそこに山がある。頂上に登れば、向こう側の景色が見える。登らないで、見えない景色を推測することを私はしたくない。・・・自分の目で見ないと信じられない。逆に、自分の目で見てしまったら、もう信じるしかない。それは山も神も、私にとって同じ。


山に登っていると、頭のなかが空っぽになる。・・・自分以外の何か大きなものと一体になるという実感がある」

イモ5kg240円、チロルの日常

旅の仕事は、非日常が日常生活に反転する。

2ヶ月間、自分でご飯も作らず、決まった寝床もなく、日々うろうろと山の中を動いていたけれど、

ようやく!!!!仕事も終わり一息つけたので、地元スーパーへ。チロルの日常、私にとっては非日常。観光客気分で、スーパー店内で写真撮影。

今日の投稿は何のヒネリもなく、ベタベタです。


ジャガ芋一袋(5k)が1.99ユーロ(240円)って!

チロルに来て、マーガリンを口にしなくなった。バターの美味しさに目覚めた

オーストリアはワインよりもビールの国。500ccの缶で70円くらいから

季節のフルーツはピチピチモリモリしてる。安い。甘い。きれい。

酪農の国なのでジェラートが美味しくて安い。1クーゲル(カップ)が€0.9(110円)。
うっかりと食べ過ぎる。

2011-07-11

大地に顔を近づけてみると

Androsace chamaejasme,(トチナイソウ)

「花の名前の覚え方?その花たちを好きになることじゃないかな?」
ー山のガイド歴20年、Mr.Fumi

「美しい野草の数々を摘まずにおきました。
咲き匂う花の命をあなたに贈るためです」
ークリスティアン・モルゲンシュテルン

「花は大地の微笑みである」
ーラルフ=ウォルド・エマーソン


標高2000m以上の高山植物の世界は緻密で多種多様。

Regenbogen

Die Leutkircher-Hütte, 2251m

夏の夕立。サンセット。谷底へと続く虹。
チロルの山小屋より。

Die Leutkircher-Hütte
http://www.leutkircher-huette.at/

ナーナー反抗期


チロルの2歳児(→天使だった1年前)、何を聞いても返事は「ナー、ナー」(No, No,)
でも、食事の前は手をあわせて「いたーきまーす」(日本語覚えた)

2011-07-05

ロランの裂け目を通り抜けて仏→西国境越え







The camp is permited anywhere during 7pm-9am in this NP.



Here is a pardise for wildlife.



6月末の4日間、
テント背負って一人で歩いてきたピレネーの奥にあるこの場所は
きっと今年一番のみつけもの。

時間ないのでとりあえず写真数点のみ。

スペイン/フランス オルデサ国立公園