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2011-12-02

美しい軌跡を描きたい(朝霧ロゲイニング2011)


昨年、うっかり優勝した美酒が忘れられずに今年も参加。
富士山の麓で朝霧ロゲイニング5時間。

ロゲイニングがどんな競技か、については、もうこのブログではかなり説明してきたけれど、今年の気分で再度説明すると・・・

「2人以上のチームで手を取り合い、地図とコンパス片手に、等高線と睨めっこしながら薮の中を走り続け、足や服がイバラで傷だらけになっても小さなことは気にせず、コースセッターがニヤニヤしながら隠したであろうオレンジ色の旗を、沢山触って、制限時間ぎりぎりちょっと前に戻ってくる」遊び。ただし、イバラの道が怖いファミリー向けに、街中簡単ポイントも、ちゃんと用意されている。
(←かなり偏りあり。正式な説明はこちらをどうぞ)。

道路沿いでなく、薮の中に隠された、30センチ四方の小さなオレンジ色を見つける難しさを知っている我々チームは、体力勝負に出て、分かりやすい町の中を、バタバタと走り回る。残り1時間半の時点で、あ、このまま街にいては時間が余ると気付き、急遽作戦変更、コンパスと高度計と睨みっこしながら、イバラの道へと、恐る恐る点数を取りに行く。

「この林道、つぎの右カーブ曲がったら5ミリ・・・120m進んで、右に」
「あ、獣道っぽい踏み跡、発見」
「ここから東に直進600m、高度差は50mね!」

と、体よりも頭フル回転させて進んだ先には、ちゃんと地図通りに窪地があり、目指す旗が待っていた!そのポイントは、たった21点ではあったけれど、私にとっては、210点くらいの価値だった。

あの瞬間、私は、「イバラの道は、街の中より100倍刺激的で楽しい」、と気付いてしまったのだ。





結果は、333点で、優勝チームから21点の大差をつけられ、女子2位。
(似合わない大胆不敵なチーム名は、私のことでなく、いつも移動途中で立ち寄る富士宮焼きそば屋の名前です)




女子優勝チーム(オリエンテーリングの日本代表)に、軌跡を描いてもらった。
果敢なイバラ道攻め。美しい。(私たちは左半分の街が多かった)

点数だけでなく、点の取り方で、全く持って完敗です。


だいたいにおいて、道なき道は楽しいものなので、イバラ道、もう少し勉強しようーっと。


*


備忘録:
経路)S-5-6-9-15-(8は小さい点だからとあえて落とす、が落とす必要なかった)-1(早すぎて豚汁できてない。無念だ)-3-10-29-14-17-30-32-25-16-13-(この辺で4も飛ばすが、走力あれば取れる位置)-22-23-19-(ここで残すのが1時間半。予定変更、薮へ)(でも7と20は自信なくて取らなかった。ルート上なのに!)-21-12-11-goal (TTL:333, 35km )  (計算ミスと走力不足と読図力不足で落としたのが、8,4,7,20=39PT)

反省:マイクロ読図力がまだまだ足りない。地図上3mmの地点まで近づいて探すのではなく、1mmも誤差なく旗に突進できるように。

将来の自分への申し送り:迷いなくCPへ辿り着く。もっと時間ぎりぎりに使う。タイツと服は、破けても悲しくならないボロ服を着る。ファーストエイドキットは、重たくても持って行く。水は500cc、足りなければ途中で追加。メンバーで持ち物共有。一人が水ならもう一人はコーラ!ゴール付近は最後の時間調整に取っておいて良し。コンパス落として壊れたが、落とさない工夫を。

2011-02-16

都内で宝を探して走り回る(歴ロゲ東京)

Tokyo Historical Rogaining

ロゲイニングも3年目に突入。

私の地図萌え度も、日に日に強さを増している。
等高線見てると脈上がるし。
お気に入りの手ぬぐいは、地図記号の模様のヤツだし。

今まで、朝霧や入間や奥武蔵や鎌倉、と、牧草地や茶畑や里山や古都で参加してきたロゲイニングだが、今回は、初めて東京都内で挑戦した。勝手知ったるホーム。知りすぎてる場所、楽しめる・・・かな?


と、そんな心配は杞憂なのだった。良く知るはずの都内でも、「歴史的な銅像巡り」という視点で捉え直してみれば、まったく新しい地図ができあがる意外性に驚く。雪と雪の間の快晴の休日、咲き始めた梅の香りを嗅ぎながら、随分と高くなったスカイツリーを眺めながら、4時間で30キロ走。

出会った銅像たち( )内は点数
大山巌(27)ー和気清麻呂(16)ー太田道灌(48・・・国際フォーラムの中にこんな銅像があろうとは!)ーホセリーサル博士(67)ーアンティノウス(111)ー名犬チロリ(87)ー松尾芭蕉(93)ー護神牛(61)ー大沢梅次郎(64)ー瓜生岩子(63)ーアンパンマン(55)ー葛飾北斎(82)ー滝廉太郎(56)+ボーナス(30)=860PT

または場所で言うと
神田、靖国神社、竹橋、有楽町国際フォーラム、日比谷、新橋、築地、門前仲町、和菓子屋であんこ玉( CPでなく個人的趣味ストップ)、両国、亀戸天満(生まれて初めて行った)、スカイツリー、浅草、上野。

公式結果



*ロゲイニングは、「地図に書かれたランダムな点数ポイントを、制限時間内に、グループメンバー全員で、なるべく沢山廻ってくる競技」。メンバーのそれぞれの強みを活かすチームワークと、そろばん計算能力と、読図と、長距離有酸素ランができる足と、厳格なタイムマネージメントと、絶え間ないPDCAの繰り返しと、そして勝負強く諦めない力が養われる、総合力試される高度な遊び。日常生活にも役立ちます(たぶん)。


*ロゲイニングは、スポンサーが沢山入った大規模な大会もあるけれど、今回参加した「歴ロゲ東京」のように、数十人の少数規模でイベントとして開かれる小さな大会もけっこうあって、その自由気ままさがいい。参加費だって、今回の場合なら500円と格安。これで1日遊べるのだもの。いいでしょ?(しかもスポンサー沢山ついていて、お土産もごっそりいただきました)


*ロゲの情報収集はここ 森を走ろう!

2010-12-22

8ポイントの後悔(朝霧ロゲ2010)


朝霧ロゲイニングの話題、今更だけど、もうひとつだけ追加。

ロゲイニングは、乱暴に言いきれば、「制限時間内」に、「地図上に記された広範囲に渡るポイントを、なるべく沢山取ってくる」遊びだ。

で、この制限時間内というのが曲者。だんだん疲れてくる後半、スピードも判断力も落ちてくる。適宜、自分とメンバーの体力気力をはかりながら、当初の計画を柔軟に変更していかなければならない。時間内に戻らないと、大きな反則点が引かれてしまうから、「時間厳守」の条件を入れた上で。でも、たくさんの点数を。

この、時間を計算しながら、リスクを取って点数を稼ぐのか、もう疲れちゃったし安全策を取ってポイントは諦め、余裕で間に合う時間に戻るのか、その判断がいつも難しく迷う。

今回は、5時間の制限時間。

4時間35分経過したところで、取りに行こうとしていた24点CPを諦めることにした。思ったより疲れていたし、思ったより登り坂だったし、ちょっと地図の読み間違いをしていて、思ったよりも距離が遠かったから。

あと25分かけて2.5キロを帰る。歩いても帰れる余裕の時間配分だ。そして、ゴールから800m行き過ぎた地点(ちょっと下ったところ)に、8点のCPが残っている。・・・取りに行くかいかないか?

2.5キロ+800m往復=4.1キロを、25分というのはギリギリの時間設定。どうする?

・・・諦めた。多分、「疲れちゃったし、どうせ8点だし〜」という甘えが、諦めモードにチームを追いやっていた。結局、24点CPも8点CPも諦めて、途中スナップ写真撮りながら歩き、そして11分も残してゴールした。

で、単なるゲームでどうしてここまで、と思うのだけれど、この「諦めた8点」が、すでに1ヶ月近くたった今でも心残りなのだ。決して無理ではなかったはずなのに、楽な方に逃げた自分に、ハラがたつ。

守りの人生なんて、つまんない。

8点を取りに行く姿勢を、いつだって忘れずに。

2010-12-02

お宝は里芋(朝霧ロゲ2010)

青空眩しい晩秋の休日、富士山の麓で大人の宝探し大会(=ロゲイニング Rogaining:
Rogaining is the sport of long distance cross-country navigation. Rogaining involves both route planning and navigation between checkpoints using a variety of map types. )に参加。

写真とともに、ロゲの魅力を。


開放感溢れる高原はただただ気持ちよい。
300人が出ているレースなのに、人混みとは無縁なのがロゲのよいところ。


宝物のありかを見逃さぬよう、常に地図を見ながら走る(歩く)。
経験するたびに、地図を見ての空間認知力アップを感じられるのがロゲのよいところ。1センチは250mで、だからこのペースで進むなら2分くらい、というカンが冴えてくる。


地図に載ってないお宝発見。
里芋一袋100円は買いでしょ!
寄り道自由なのもロゲのよい所。舞台となる街(村)にやたら詳しくなれる。


豚汁で一息つきながらも、中間地点で作戦会議。

レース中の休憩は、1度にふたつのことを同時進行。
トイレ待ちながらストレッチ。
給食とりながらその先のコースの確認。

デキル女になった錯覚を覚えるのが、レースのよいところ。
日常生活でもこのくらいパキパキといろんなことを片付けたいものだ。


道なき道を進む自由。
それこそロゲの最大の魅力。



5時間も6時間も飽きる事なくジョギングし続けられるのがロゲの魅力



制限時間まで11分を残してゴール
ロゲは時間に間に合わないと、1分間に10点とか大幅減点されていくので、
タイムマネージメント力を鍛えるのに最適の遊び。


競技人口が少ないので、表彰台までが意外と近いのもロゲのよいところ。女子は8チームしか出ていないなんて思い出さなければ、「優勝」の心地よい響きだけが後に残る。


*

備忘録:
経路:10-23-18-12-27-17-22-6-31-5-16-29-1-(2時間経過)-21-13-26-15-19-11-7-(4時間10分経過)-(24を取りに行くが時間なくて諦める)- (8を取りたいが気力と体力萎えて諦める)- goal(TTL:342)

反省:7の後、最後の50分間は1点も取ってない。東でなく西から回って14-3-8のルートを取れば良かった。これが取れていれば367だったのだ。24だけというのはリスキーだった。

将来の自分への申し送り:後半戦のバテを忘れるな/近くても探すのに時間かかるCPあり。時間と点数のバランスを考えた取捨選択/チームメンバーへの感謝の気持ちと助け合い


*

Japan Rogaining Association




2010-11-29

速報:賞状はいくつになっても嬉しいぞ(朝霧ロゲ2010)




レースの前日、(ロクに練習もせず)賞状もらってるシーンを脳内でぐるぐると重ねてたのが、よかったのかなー。イメージトレーニングって、大事だ。

人生4度目&今年2度目のロゲイニング(a.k.a. 大人の宝探しゲーム)大会、3月に引続き、またまた「女子の部優勝」賞状いただきました。ぷぷぷ。


詳細はまた今度。

2010-03-30

ロゲイニングは人生か(奥武蔵ロゲ2010優勝記録)

▲賞状なんてもらったの久しぶりだー

Rogaining:
Rogaining is the sport of long distance cross-country navigation. Rogaining involves both route planning and navigation between checkpoints using a variety of map types. 

というわけで、ロゲイニングという遊びにはまっているこの頃。山の中を地図を読みながら、決められた時間内にポイントを数多く周り、なるべく多くの宝物(点数)を取って戻ってくるというオリエンテーリングの一種のこの競技は、登山とトレランとジョギングと観光を兼ね備えた、知力体力試される楽しい遊び。昨年秋に初めて挑戦し、奥武蔵ロゲイニングの今回が3回目の挑戦。

で、うっかりと、優勝してしまった。
(女子は10チームしか出ていないとか、そんな野暮なコメントは不要)

でも今回は、最初から狙っていたのだ。この賞状。

日本ではまだ競技人口が少ない(今回の大会参加者400人くらい。東京マラソンが3万人というのに比べたら、地味さ加減がよくわかる)のをいいことに、「人気に火がつく前なら、上位入賞も夢じゃない」と、悪知恵を働かせる。男女混合は無理だけど、女子チームでなら高得点狙えるかもね、と。大会に出ているなら、一度くらい表彰台にのぼってみたいよね、と。

冗談半分で入賞を夢見た私たちヤマケイ女子チームは、昨年の地図を入手しイメトレに励み、(電車も使ってよいので)図書館に行って時刻表をコピーし、走り込みはあんまりできていないけれど、コンパスと電卓片手に、やる気だけは十分にスタート台に立つ。

以下、参加者しか意味分からない実施記録を。

ポイントごとに、気持ちはジェットコースター並みにアップダウンしていた。ロゲイニングってば、人生みたい。6時間、計画通りに進むことなんて絶対にない。状況は良くなったり悪くなったり、いろいろな要素が絡まり、瞬時瞬時に変わっていく。そのたび、つい一喜一憂してしまうのだが、そこは冷静に状況判断しながら、計画を微調整しながら、諦めずに進み続けるだけだ。結果は、後からついてくるから!(・・・うまくいけば)

8:45  地図配布。作戦会議。昨年とポイントのおかれ方が全然違っていて、方向性が定まらない。「ヤマを張って一夜漬け勉強したけれど、そのヤマは全部外れた」学生時代の期末試験を思い出しながら焦る。とりあえず、電車に乗ることに。
9:15 高麗小学校スタート
9:27   西武秩父線高麗駅乗車
9:47 吾野駅下車で弁天様27点→
緩やかな登りをジョギングしながら男滝23点→
登山道でなかなかポイントまで到着せず停滞ムード漂った高山不動尊46点→
さらに登りが続き疲れ果てて雪景色に凍えた関八州見晴し台19点→
車道に戻り軽快に距離稼いで「優勝できるじゃーん」と盛り上がった野末張見晴し台63点→
近道狙ってまさかの薮こぎ「急がば回れ」の慣用句を思い出す龍穏寺38点→
下りはがんがん走ろう二宮金次郎像24点 

12:30  
ここで12時半を回り、今後のルートを作戦練り直し5分 →
平坦な車道をジョギングして41を狙うより直進しようと山越えを選択、桂木観音18点→
上り坂はもう走れない疲れモード漂う大高取山往復47点→
地図記号どおりに果樹園が広がっている景色に小さく感動、そして小さな林道へ入り込み彷徨うこと15分、ここでまさかのロスタイムが計算外だった虚空蔵尊境内37点→

14:10
「八高線は20分に1本出ている」という調べていた情報は、川越から先のタイムテーブルで、私たちが使いたい路線は2時間に1本くらいしかないと、この期に及んで気づき目の前が真っ暗になる(まぬけだ)。が、携帯で時刻を調べると・・・
「3キロ弱を17分で走れれば間に合う」と、微妙な時間に電車がやってくることが判明。ロゲイニングは、制限時間1分遅れたらペナルティが驚くほど厳しく入賞は確実に遠のく。5時間も走り続けたこの疲れた体で、1キロを5分台で走れるのか???と全員が疑問に思いつつもそれしか選択肢がない。入念なストレッチ、ゴール場所までの地図の確認、食料と水分の補給。越生駅で電車を待つ。

14:58
高麗川駅到着。走る、走る、走る、走る、走る。必死に走る。

15:14
残り8秒を残してゴール。
342点は2位に8点差をつけてまさかのトップだった〜。
賞状と、副賞の梅酒と「地図記号」手ぬぐいをもらう。地図記号手ぬぐいに萌える私ってば、何だかオタクっぽいと思いつつ。