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2011-12-02
【お知らせ】ユーコンで犬橇キャンプとオーロラを2012
ブログが月刊誌みたいになってきて、更新頻度遅く、しかも一度にドカン!ですみません。ツイッターも自動転送なので、今日はつぶやきすぎてすみません。
犬橇キャンプ、静かに発表しています。
多分、犬橇を体験してみるとすぐに分かりますが、このハーネスつけた彼らの後ろ姿に、キュンとなります。ほれぼれする頼もしい背中。
たった1週間に、いろんな大切なものが詰まっていますが、それを見つけるのは自分自身。人の感想は読まなくて構いません。毎回、いろんな条件が違うから。
あんまり、こちらから「ねえねえ見て見て、いい場所ですよ!」と押し売りはしたくないのです。あ、いいかも、とタイミングがあってピン!と来た方だけと、こっそり行きたい場所だから。(すごく勝手な言い分だけど。そこは微妙なバランスなの。だからお金儲けできないの。)
ご質問などある方は、どうぞ直接メールください。
wildernessryoko (at) yahoo.co.jp
*
「春のユーコン:犬ぞり遠征隊」
~ 犬ぞりを操り原野キャンプ、夜空に煌めくオーロラを求めて ~
■日程: 2012年3月24日(土)~3月30日(金) 7日間
日本発着最短日程:2012年3月24日(土)~3月31日(土) 8日間
■定員: 4~9名
■発着場所: ホワイトホース(カナダ・ユーコン準州)
■同行予定: 青崎涼子
■主催: MUKTUK ADVENTURES
more info...
2011-11-02
【予告】ユーコンで犬ぞりキャンプとオーロラ3/24-31
■日程: 2012年3月24日(土)~3月30日(金) 7日間
日本発着最短日程:2012年3月24日(土)~3月31日(土) 8日間
ウエブサイトがまだ出来ていませんが、今シーズンも引続き、あの寒くて可愛くて美しくて肉球が恋しくなるプログラム、もうすぐ発表します〜。
*今年度参加者の声*
*本当に来てよかった。間違いなかった。
人、犬、自然の調和がとても良い場所で、たくさんの愛を感じられた。
*犬たちのかわいさと賢さに感動した。
想像以上の環境の良さに感動し、
外のキャンプに行ってキレイな風景に感動し、
オーロラのきれいさに感動し。
そして、そして、文明の有り難さに感動した。
*今年はとても寒かったので、キャンプ1泊目の次の朝が、死ぬほど冷えた。でもオーロラがその寒空の中で輝いていた。
*ずっと天気が良く、本当に爽快感があった。犬ぞりは楽しく、しかも安定感があって、走っているときに危険を感じたことは全くなかった。オーロラは幻想的で、しかもどんどん形が変わっていくのは、本当に素晴らしい眺めだった!
2011-05-16
カヤックの上の便座のヒミツ
![]() |
| 5/20(金)19:30 ~21:00 アラスカの夕べ(旅の説明会)やりますよー |
地震のせいで止まっていた日常が、最近、怒濤のように動き始め、目の回るような日々が続きます。あ、国際免許取りにいかなきゃ〜(ヨーロッパでは、AT限定免許なんてほぼ役立たないんだけど・・・一応。)
カヤックの上に乗っている便座が気になる方、
原野でのトイレのエチケット知りたい方は、今週末、新宿へどうぞ。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■氷河を海から眺めたい!夏のアラスカ シーカヤックキャンプ
~ シーカヤック、原野キャンプ、氷河、海の野生動物 ~
2011年8月20日(土)~8月26日(金) 7日間
*日本発着最短日程:8月20日(土)~8月28日(日) 9日間
ツアー詳細: http://www.expl.co.jp/shugaku/kikaku/11/anc_s/index.html
5/20(金)19:30 ~21:00 アラスカの夕べ(旅の説明会)を、
新宿御苑の地球探検隊オフィスで開催。参加は無料です。
詳細: http://www.expl.co.jp/event/yube/index.html
何となくこのプログラムが気になる方ならどなたでも、
まずはお気軽にご参加を。
この夕べにご参加いただき、初夏の東京で、
遠いアラスカの、凛とした風を嗅いでみてください。
2011-04-24
【アラスカ予告】見えるもの、聴こえるもの
週明けに正式発表予定だそうです。(お問い合わせは地球探検隊まで)
でも、その前に、チラリと情報リークしちゃうっ。
今年は、8/20(土)からの1週間。
アラスカ、シーカヤックでゆく、氷河の海バックカントリーキャンプ。
氷河もシーカヤックも鯨もアザラシも、それは二次的な楽しみで、遥かなる遠くのあの場所まで出かけるだけ理由は、去年の参加者が書いてくれたように、違うところにある。
私が、いつまでも、飽きずくじけず、この場所を提案しつづける理由も。
![]() |
| photo by Ken |
「クマの新しい足跡をたくさんキャンプ地で見かけた夜。テントには来ないだろうと思って寝てたはずだが、ちょっとした音にも目が覚めたところをみると、聴覚が敏感に働いていたのかもしれない。
危険を察知するためだけでなく、閉ざす必要がなくて開放されることにも気づいた。
キャンプ地も、カヤックで浮いている海の上も、耳障りなものは何もなくて、聴こえるのは川の流れる音、たまに氷河の崩れる雷のような音、雨の音、パドルが海面を叩く音。
目に入るのは霧がかった幻想的な青い氷河、晴れた日には青く澄み切ったきれいな空。白い雲。海。」 comment by Misa
2011-04-18
【海外企画】仏、伊、瑞を結ぶ170Kロングトレイル
![]() |
| TMB route: Mont-Blanc from Italy |
![]() |
| シャモニーとモンブラン山塊。この周りをぐるり。 |
私のいえの窓から、建物と電柱に挟まれた、1本の木が見える。
毎朝、見る度に、若葉がぷわーっと出てきて、その緑色は濃さを増していき、季節は、わたしの(今年特有の、取り残されたような)気持ちになんか関係なく、ぐんぐんと、確かに夏へ向かっているのだ。
気付けば何の予定もないGW(と誕生日)は目と鼻の先で、
先週土曜日の25度という暖かさ(暑さ)は、「夏がもうそこまで来ているよ!」と実感させ気付かせてくれるのに十分な温度だった。
夏。
昨年同様、前半戦は、ヨーロッパアルプスを彷徨うことにした。暑い日本よサヨウナラ。
*
というわけで、昨年は2回ぐるぐると歩いて、とても気持ちのよかった170キロのロングトレイル、今年もまた、新しいチャレンジャーを募ります。
3カ国をまたぐ170キロを、自分の足で踏破する(今回は途中バス移動も入るけど)体験は、今年一番のチャレンジになるのは間違いなし。でも、これは決して厳しいだけの旅ではなくて、アルピニズム発祥の地のこの地域で、きちんとした文化として成り立っている「優雅な」トレッキング・リゾート先進国の醍醐味の中での旅だということ、忘れちゃいけない。
フランスのシャモニーをボンジュールとスタート、国境となる峠を超えイタリアに入った後はボンジョルノと羊飼いの少年に挨拶、
道路工事のおじさんお茶休憩中の横を通りすぎると、自家製のパテとワインを味わっていきな、と呼び止められる。ああ、こんな大雑把なのにレベル高いワイン・・・。
![]() |
夕食までは自由時間。上着を脱ぎ捨て、氷河を眺めながら日光浴。
宿泊は山小屋。山小屋といっても、日本のソレとはだいぶ異なり、かなり快適。1人1ベッドあるし、シャワーあるし、夕食は3コースで最後チーズだし、ワインは1Lで1000円だし(山の中なのに!)
アラスカの、キャンプ場ですらない、ミニマムキャンプを基本と考える私にとっては、ヨーロッパのこの山小屋は、5つ星ホテル並みの優雅さ。寝食が提供されるので、荷物は30Lのバックパック一つでいいしね。身軽。気軽。
そろそろ夏休みがチラリと頭をよぎった方、TMB(ツールドモンブラン)を候補に入れてみてはいかがでしょ?標高1200m、涼しいヨーロッパアルプスの麓町で、お待ちしております。
詳細、お問い合わせは、ユーロトレックまで。
昨年の写真いろいろ。
2011-01-15
ユーコンで犬ぞりキャンプ、締切は1/25
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| Photo by Yasuko-san |
ロハス系雑誌ソトコト2月号の、中ほど地味な白黒ページに、「Super Ecological Tour」として、ちっちゃく犬ぞり企画が紹介されました。
ここ2年一緒に旅している、美人リーダー犬サクラ嬢の写真が、どーんと掲載されています。ぷぷぷ。本屋で見かけたら、チェックしてみてください。
3年目となるユーコン犬ぞりでキャンプ企画は、おかげさまで無事催行は決定しております。
募集締切は1/25(火)。
あと3名ご参加可能です。
飛行機も、現時点ではかなり安い料金で手配できてるようです。
太陽キラッキラ、カリブ海の青が目に眩しい真っ白なビーチ
プールサイドに横になって冷たさが喉に嬉しいマイタイのグラスを傾けながらのんびり読書
なーんていう時間とは180度指向の違う旅ではあるけれど、
キビシイ場所だからこその景色と時間が待ち受けているのです。
今年はオーロラも当たり年のようで、うにゃうにゃ舞っているらしく、それも楽しみ(3/4が新月。今年の日程は、オーロラ観測にぴったりです)
参加者、引続き、お待ちしております。
*
「春のユーコン:犬ぞり遠征隊」
~ 犬ぞりを操り原野キャンプ、夜空に煌めくオーロラを求めて ~
日本発着最短日程:2011年2月26日(土)~3月5日(土) 8日間
■定員: 8名 残席3
■締切: 2011年1月25日
■発着場所: ホワイトホース(カナダ・ユーコン準州
*
(昨年参加のYさんのアルバムより)
凍ったユーコンの上を駆け抜ける
聞こえるのは 風の音、橇の音、犬たちの息づかいと足音
犬たちと自分だけの不思議な世界
崖の上からムースの群れがそっとこちらを伺う
青空 太陽の光 ユーコンの広大な景色が気持ちいい
細いトレイルを 森の奥へ奥へと入ってゆく
途中 氷が割れ水が溢れた川を渡り 凍った池の上を走る
アップダウンが激しく 全身を集中させる
激しいカーブや下り坂 何度も転びそうになる
アドベンチャーだ
薪を集める
火を熾す
雪を解かして暖かい紅茶を飲む
何気ないことで笑う
夕食のチキンは焦げていたし
料理に味がついていなかった
けれど
バターシュガー・ポップコーンはほっこりと甘く美味しく
焚き火にあたりながら聞いたSAMのハーモニカと歌は
とても 暖かかった
オーロラを見られないまま最終日
夕方くもり空
もう見られなくてもいいと思った
ユーコンの景色とキャンプと
犬たちと過ごす時間で十分だった。
焚き火を囲んでおしゃべりをする
ふと空を見上げると 空が晴れ 満天の星
SAMが言う「向こうの空が明るい オーロラだ!」
森の切れ間の丘へと走る
北の空が 白い光で覆われていた
白い光はカーテンのようにゆらゆら動く
時間を忘れ わたしは静かに立ち尽くす
こんな景色が見られるのなら
どんなに遠くても
険しい道でも
お風呂に入れなくても
トイレがなくても
暖かい部屋で休めなくても
出かけていくよ
2010-10-19
登り坂では橇を降りて(犬ぞり2011)
「え、おまえ、橇乗ったままだったの?
ありえないね。ありえない。
犬の気持ちになってみろよ」
3月。春とはいえ、まだマイナス15度のユーコン原野キャンプの夜は寒い。
気を緩めればどこからとなく忍び寄る寒さに対抗するには焚き火と、温度よりも高い濃度のアルコールが一番。
というわけで、私たちは、雪の上でチリチリと赤く燃える薪の力強い遠赤外線をみながら、ウィスキーのお湯割りを片手に、その日1日を振り返っていた。
この日の移動距離は50キロ。長い1日だった。
川を抜け森を進む。
うねうねと曲がりくねった森の中の登り坂が続く。登り坂でも元気な犬たちに任せきりで、自分は橇の上に乗ったままだったと言う私を、共に旅をしていたYは、笑顔のまま、その態度を静かに戒めた。
重たい橇を引っ張りながらの上り坂。
犬たちにとっても辛いはずだ。
重たそうな背中を目にして、ここで自分に何ができるかと考えたら、
橇から足を降ろして、犬と一緒になって、橇を押したくなるのが自然な流れじゃないか、と。
正論だ。
橇の上で楽をしていた自分を恥じる。
顔が赤くなるが、そこはキャンプ、闇の世界。暗がりで、周囲には表情の変化がみえないのは幸いだった。
翌日から、私は、橇に乗っているラクチンなお客さん、な立場をやめた。
橇を引いている犬たちの背中を見ていると、
自分の昼ご飯より、彼らがお腹すかせていないかどうかを心配し、
寒さで感覚の鈍くなくなった自分の鼻より、犬たちの靴下が脱げたことが気にかかる。
脱げた靴下を心配し、橇を止めて履かせ直した私の顔を、ヤッチーは優しげにペロリと舐める。そして私は、気がついた。
そうか、犬橇、って、犬と人とのチームワークのスポーツなんだ。
人間のことばは話せない犬たちなのに、犬と私の間には、確実にコミュニケーションが存在している。
ユーコンの春の景色(とオーロラ)を見に来たはずの私は、気づけば、犬の背中しか記憶に残っていないのだった。
(犬の声が聞こえるようになった私は、帰国直後、「動物のお医者さん」(シベリアンハスキーと獣医の卵の漫画)を思わず全巻大人買い)
*
犬橇企画3シーズン目!
今年も2泊3日での遠征キャンプ行います
「春のユーコン: 犬ぞりを操り原野キャンプ、夜空に煌めくオーロラを求めて」
~ 犬ぞり遠征隊 ~
■日程: 2011年2月26日(土)~3月4日(金) 7日間
日本発着最短日程:2011年2月26日(土)~3月5日(土) 8日間
■定員: 4~8名
■発着場所: ホワイトホース(カナダ・ユーコン準州)
■詳細ページ
■説明会(兼アラスカシーカヤック報告会): 11月9日(火)19:00〜
2010-10-07
Alaska2010 海ごはん
青空の下で食べるご飯は何でこんなに美味しいんでしょ?
(写真はココナツカレー、パクチーたっぷり載せ)
・銀ザケ紅ザケ メープルシロップ醤油焼き
・ハリバット 白ワイン入りホワイトクリームソース
・タイカレー
・となかいソーセージの朝ご飯
・スモークサーモンの冷製ピザ
・チーズとろーり熱々ピザ
・キャンプ場で摘んだ真っ赤なサーモンベリーがアクセントのチョコムース
アラスカの青空の下でいただいたたくさんのご飯たち。
旅のスナップ写真がまとまりました。(iguさん、写真提供ありがとう)
オトナたちがコドモの顔に戻って全力で遊んだ1週間の旅の記録。
こちらです。
http://goo.gl/4BEf
文明の力を借りずに自分たちの手で漕いで知恵を絞ってキャンプするアラスカシーカヤック、2011年夏も引き続き開催予定。
*アラスカ報告&犬ぞり説明会は11/9(火)の夜を予定。
2010-06-12
祝!8月アラスカ氷河キャンプ行き決定
Kenai N.P. Alaska, 2009 summer
今年は去年よりもっと奥のフィヨルドまで入ってキャンプするのだ。
*
祝 催行決定
氷河を海から眺めたい! 夏のアラスカ シーカヤックキャンプ
http://www.expl.co.jp/shugaku/kikaku/10/anc_s/index.html
2010-06-08
氷河への扉は1日2回だけ開く
Northwestern Fijord, Alaska
ペダーソン氷河(Pederson Glacier)。
アリアック湾(Ailiak Bay)の奥の奥、 入り組んだラグーンにひっそりとたたずむこの氷河。
海に直接面していないため、 崩れ落ちた氷はすぐには大海に流れ出ず、
湖面に、大きな塊がそのまま漂っているという。
「この氷河は見た方がいい」
ガイド二人は口を揃えて言う。だが、この氷河への扉が開くのは、 1日2回。
入り口が細く浅すぎて、干潮時は水路が途絶えてしまう。
干満表を眺めながら、満潮時にそこにいられるよう、 1日の計画を練る。
この日の満潮は午後5時50分。
キャンプ場からは片道13キロ、2時間の道のり。 北の地にあるこの場所は、夏、
夜10時まで十分に明るく行動可能だが、 念のために懐中電灯は防水袋に入れておく。
午前中はキャンプ場でのんびりと過ごし、昼すぎに出発する。
2時間後、ラグーン近くの岸に上陸して遅い昼食を取りながら、 潮が満ちるその時をゆっくりと待つ。
遠く海面には、モグラ叩きのように、ときおり、 アザラシたちがそのツルリとした頭を出しては、
私を不思議そうに見つめる。
午後5時。
川のような細い入り江を、潮の流れに乗って漕ぐこと30分。 ようやく辿り着いたこの場所は、
曇って白い世界だっただからだろうか、 あまりにも音がない無機質な世界だったからだろうか。
景色にのみこまれそうな恐怖感を感じる場所だった。
誰も声をださず、ゆっくりと、静かにカヤックを進めていく。
「来ちゃいけない場所に来てしまったみたい・・・」
と、誰かが小さくつぶやいた。
*
自然を楽しむには、時計からもスケジュール帳からも離れ、
与えられ決められた時間でなく、自然の呼吸に合わせた、
もっと大きなリズムに身を任せるのが秘訣のようです。
時間に追われる日常をリセットしに、
この夏、アラスカを旅してみませんか?
舞台は、スワードの港町から貸し切りボートで半日離れた
キナイフィヨルド国立公園のバックカントリー。
この夏は、昨年訪れたアリアックベイよりさらに一つ奥、
ノースウエスタン・フィヨルドを探索します。
何が待ち受けているのか? 何と出会うのか?
それは、その地に降り立ったものだけが味わえる醍醐味。
8月、アラスカの原野でお待ちしております。
*あと2名で催行決定!
*6/14(月)申込締切、あと1週間です。
興味のある方は、お早めにメール または
地球探検隊までお電話(03-3353-4455)ください。
(6/7 地球探検隊メールお手紙より抜粋)
2010-05-31
未知の地を伝えることの難しさ
2009.8 Seward, Alaska
ガヴァルニー(Gavarnie)、トルムーズ(Cirque de Troumouse)、コトゥレ(Cauterets)、ポンデスパーニュ(Pond' Espagne) 、アルジュレスガゾスト(Argeles-Gazost)、ビニュマール(Vignemale) 、アラン(Val d' Aran)・・・
呪文のようなこの単語の羅列は、 フランスとスペインの国境地帯、ピレネー山脈の世界遺産となっている付近の地名。 来月この地を歩くことになった私は、久々のヨーロッパの錆び付いた知識を掘り起こしながら日々下調べをしているが、コトゥレなんて人口50人、正直、すごく地味な場所だと思う。
いや、ヨーロッパ好きハイキング好きにとっては、世界遺産のここは有名な場所なのか?
*
一方で、アラスカの地名は、その字面を見るだけで心躍る。この単語が示唆する世界が手に取るように脳裏に思い浮かぶから。
ターナゲン入り江(Turnagain Arm)、ガードウッド(Girdwood)、ポーテージ(Portage)、スワード(Seward)、エグジット氷河(Exit Glacier)、キナイフィヨルド国立公園(Kenai Fjord NP)、アリアック湾(Aliak Bay)、ノースウエスタンフィヨルド(Northwestern Fjord)
それは、あの
空港を降り立った瞬間に肌を刺すあのキーンと清々しい空気感
温帯雨林っぽい意外と緑緑した背の高い森
霧が似合う魚臭い村
ボートで3時間、クジラやイルカやトドやパフィンやラッコの出迎えを受けながらフィヨルドの奥深くへ入って行くときの高揚感
野生動物だけが持つ迫力あるオーラ
色の波長が短いから反射してるだけなんだと分かってても吸い込まれそうな氷河ブルーの色
氷河の海にカヤックで浮かぶとぷちぷち炭酸の音がすること
氷河が崩れるときは雷のような轟き音
野生のブルーベリーの舌の上に広がる酸っぱく甘い感触
私にとっては当たり前のあの場所は、知らぬ人にはその地名はただの呪文
「アラスカ、氷河の海をカヤックで漕ぐ」
このことばの裏に潜んでいるシンプルで深い時間を、 アラスカも氷河も、いやキャンプやカヤックも知らないかもしれない人に伝えようとするのは、なんと難しいことだろう。
わたしのことばは、まだまだ足りない
「アラスカ、氷河の海をカヤックで漕ぐ」8月
6/14〆切
http://www.expl.co.jp/shugaku/kikaku/10/anc_s/index.html
2010-05-12
たいせつなものは自分で見つけ出さなくちゃ
数日前の投稿に「火を熾した」話を書いた。
書きながら、何とも座りが悪い思いをしていて、それは、わたしが思った感じた、ことばにならないような部分が全然表現できなくて、なんか、ただのミーハーな火熾しゲームみたいな表現になってしまっているからなのだ。
ちがうちがうちがう。
数年前にバックパッキングという形で自然の中に入ることを覚えたとき、ああ、数日間、数週間生きるために必要な荷物は、全部背中に背負えるんだ!という気づきは大きな衝撃となって、自分の価値観を動かした。
そして去年から今年にかけて、バックパックの中に、最低限これだけは必要だと思っていたはずの道具が、実は要らないかもしれない、という体験を続けてしている。食材。厳冬期のテント。マッチ(ライター)など火付け道具。それは、自分の「最低必要なものライン」をさらに下げる体験で、またまた既存の価値観が揺さぶられている(でもまだ消化しきれていない)。わたしにとって大きな体験なのだ。
でもこういうことって、わたしがこうしたいという、強い思いが先にありき、で、「やってみようよ」と誰かから誘われたわけではない。自分から探し求めていかないと出会えない。
さらに、わたしにこれらの技術を教えてくれる先輩たちは、誰もが口をそろえて、「教えているわけじゃない」「俺のいうことは信じるな」「自分で考えろ」って言う。あまりの突っぱねられ方に、わたしは訳が分からずオロオロするのに、その戸惑う姿を見て楽しんでいるイジワルな先輩たちだ。あくまでも、背中を見せてくれているだけ。学ぶのは自分自身だ。その、一段(だか二段だか)上の境地に辿り着けるかどうかも。
*
という前置きがどこにつながるかというと、
この夏、秋、わたしがプロデュースなどで関わっている海外企画は2本あるのだけれど、そのどちらも、例年のようにうるさく「いいよいいよ、一緒に行こうよ、やってみようよ」と言う気にならない・・・という、仕事としてみれば、ダメダメモードな今の気持ちの言い訳なのです。
ツアーという形を取ってはいるけれど、受け身で参加しても何も楽しくない旅だから。参加するときの気持ちとか積極性とか挑戦する気持ちとか、そういうのは、外から言われるものではなく、その人の内側から発生したものでないと、意味がないと、自分の経験から思うようになってきていて、
だから、今、タイミングがちゃんと合った人たちが、鋭い嗅覚で探し当ててくれて、参加してくれたらいいな、と願うのだ。内容には絶対の自信があるから。タイミングの合った人が参加してくれたら、驚くほど濃い1週間となることは間違いなしだから。
甘いかな。こんな控えめなスタンスでいるのがいいのかどうかわからない。仕事なんだし、もっと宣伝しなくちゃ目にもはいらないよ、という心の声も聞こえるけれど、まあ、誰の琴線にも引っかからないならしょうがない、という諦めも。
といいながら、明日、気分が変わったら、また、ガンガン宣伝始めるかもしれません。いつものように、巧みにいやらしく。
***
「極北アラスカの夕べ」 5/13(明日よ!) 19:00-20:30
あれもこれも欲張って観光する旅を離れ、たまには地球の声を感じながらゆっくりとしたリズムで旅してみませんか?手つかずの極北の原野に入り込み文明からしばし離れて動力に頼らず旅をする「何もなく」それこそが一番の贅沢であるような時間を提案します。
「氷河を海から眺めたい! 夏のアラスカ シーカヤックキャンプ」
~ シーカヤック、原野キャンプ、氷河、海の野生動物 ~
日本発着最短日程:8月14日(土)~8月22日(日) 9日間
ズドォォォォーン・・・
寝袋の中で眠りながら聞いた、あの音が忘れられない。
都会暮らしの自分には、不自然にすら感じてしまうほどの、完璧な自然がそこにはあった。
小さな港町から船で3時間。そこが今回の旅の滞在地。
船は2日後に迎えに来てもらう約束で帰って行く。
文字通り何もない浜辺でのキャンプ。
あるのは、海、森、空,それと崩れ落ちる氷河、それだけ。
(2009年参加者の報告より)
*
カナダバンクーバー島 アウトドアスクールで学ぶ1週間
(パンフレット完成、ウエブでの詳細は近日発表予定)
日程:9月4日(土)~12日(日)の9日間
場所:カナダバンクーバー島
COLT等、カナダで有名なアウトア教育を手がけるストラスコナパークロッジで一生に一度の体験を!
カナダ西部、地球上にわずかに残された原野を舞台に繰り広げられる1週間のアドベンチャー。子供の頃のように、久しぶりに新しいチャレンジにどきどきしてみませんか?自分の五感を開放し、自然からインスピレーションを受けてみませんか? 自然からの教えは、戻ってからの日常生活をさらに豊かに奥深いものにしてくれます。
説明会
6月20日(日)19:00~20:00
→説明会の詳細
プログラムのお問い合わせは (株)ISM
書きながら、何とも座りが悪い思いをしていて、それは、わたしが思った感じた、ことばにならないような部分が全然表現できなくて、なんか、ただのミーハーな火熾しゲームみたいな表現になってしまっているからなのだ。
ちがうちがうちがう。
数年前にバックパッキングという形で自然の中に入ることを覚えたとき、ああ、数日間、数週間生きるために必要な荷物は、全部背中に背負えるんだ!という気づきは大きな衝撃となって、自分の価値観を動かした。
そして去年から今年にかけて、バックパックの中に、最低限これだけは必要だと思っていたはずの道具が、実は要らないかもしれない、という体験を続けてしている。食材。厳冬期のテント。マッチ(ライター)など火付け道具。それは、自分の「最低必要なものライン」をさらに下げる体験で、またまた既存の価値観が揺さぶられている(でもまだ消化しきれていない)。わたしにとって大きな体験なのだ。
でもこういうことって、わたしがこうしたいという、強い思いが先にありき、で、「やってみようよ」と誰かから誘われたわけではない。自分から探し求めていかないと出会えない。
さらに、わたしにこれらの技術を教えてくれる先輩たちは、誰もが口をそろえて、「教えているわけじゃない」「俺のいうことは信じるな」「自分で考えろ」って言う。あまりの突っぱねられ方に、わたしは訳が分からずオロオロするのに、その戸惑う姿を見て楽しんでいるイジワルな先輩たちだ。あくまでも、背中を見せてくれているだけ。学ぶのは自分自身だ。その、一段(だか二段だか)上の境地に辿り着けるかどうかも。
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という前置きがどこにつながるかというと、
この夏、秋、わたしがプロデュースなどで関わっている海外企画は2本あるのだけれど、そのどちらも、例年のようにうるさく「いいよいいよ、一緒に行こうよ、やってみようよ」と言う気にならない・・・という、仕事としてみれば、ダメダメモードな今の気持ちの言い訳なのです。
ツアーという形を取ってはいるけれど、受け身で参加しても何も楽しくない旅だから。参加するときの気持ちとか積極性とか挑戦する気持ちとか、そういうのは、外から言われるものではなく、その人の内側から発生したものでないと、意味がないと、自分の経験から思うようになってきていて、
だから、今、タイミングがちゃんと合った人たちが、鋭い嗅覚で探し当ててくれて、参加してくれたらいいな、と願うのだ。内容には絶対の自信があるから。タイミングの合った人が参加してくれたら、驚くほど濃い1週間となることは間違いなしだから。
甘いかな。こんな控えめなスタンスでいるのがいいのかどうかわからない。仕事なんだし、もっと宣伝しなくちゃ目にもはいらないよ、という心の声も聞こえるけれど、まあ、誰の琴線にも引っかからないならしょうがない、という諦めも。
といいながら、明日、気分が変わったら、また、ガンガン宣伝始めるかもしれません。いつものように、巧みにいやらしく。
***
「極北アラスカの夕べ」 5/13(明日よ!) 19:00-20:30
あれもこれも欲張って観光する旅を離れ、たまには地球の声を感じながらゆっくりとしたリズムで旅してみませんか?手つかずの極北の原野に入り込み文明からしばし離れて動力に頼らず旅をする「何もなく」それこそが一番の贅沢であるような時間を提案します。
「氷河を海から眺めたい! 夏のアラスカ シーカヤックキャンプ」
~ シーカヤック、原野キャンプ、氷河、海の野生動物 ~
日本発着最短日程:8月14日(土)~8月22日(日) 9日間
ズドォォォォーン・・・
寝袋の中で眠りながら聞いた、あの音が忘れられない。
都会暮らしの自分には、不自然にすら感じてしまうほどの、完璧な自然がそこにはあった。
小さな港町から船で3時間。そこが今回の旅の滞在地。
船は2日後に迎えに来てもらう約束で帰って行く。
文字通り何もない浜辺でのキャンプ。
あるのは、海、森、空,それと崩れ落ちる氷河、それだけ。
(2009年参加者の報告より)
*
カナダバンクーバー島 アウトドアスクールで学ぶ1週間
(パンフレット完成、ウエブでの詳細は近日発表予定)
日程:9月4日(土)~12日(日)の9日間
場所:カナダバンクーバー島
COLT等、カナダで有名なアウトア教育を手がけるストラスコナパークロッジで一生に一度の体験を!
カナダ西部、地球上にわずかに残された原野を舞台に繰り広げられる1週間のアドベンチャー。子供の頃のように、久しぶりに新しいチャレンジにどきどきしてみませんか?自分の五感を開放し、自然からインスピレーションを受けてみませんか? 自然からの教えは、戻ってからの日常生活をさらに豊かに奥深いものにしてくれます。
説明会
6月20日(日)19:00~20:00
→説明会の詳細
プログラムのお問い合わせは (株)ISM
2010-04-04
月の物語第一章:3月最初の満月、極北の空のオリオン座
▲Dawson Trail, Yukon, Canada 03/2010
2010年の年明け、1月1日は満月だった。
月は29.5日周期で満ち欠けを繰り返しているから、その月の最初の日が満月なら、月の終わりにも再度満月はやってくる。この、ひと月の中で2回目にやってくる満月のことをブルームーンというのだそうだ。3−5年に一回だけやってくる珍しい現象。
さらに、1月にブルームーンがある場合、2月は28日で終わってしまうから、3月に再度ブルームーンはやってくる。だからどうしたと言われればそれまでだけれど、そんな些細な事実が嬉しい私なのだった。
*
3月の最初の満月(ファーストムーン)の夜、私は仕事で極北ユーコンの大地に立っていた。翌日から始まる犬橇でのキャンプに向けて、小さなキャビンで過ごす1日。
東京に暮らしていると、ビルで空は覆われており、街灯で月の明かりはかき消され、分刻みのスケジュールで「忙しさ」に絡めとられてしまった日常生活のせいで、月の満ち欠けなんて気にすることなく毎日が過ぎていく。下手すれば、その日の天気すら知らずに1日は建物の中で終わっていく。
だからこそ、この特別な夜を、大好きな極北の大地の上で、150匹の犬たちの遠吠えを聞きながら月光を満喫できるなんて、なんて素敵な偶然だろうと、密かにご機嫌だった。
雪の白は光を反射するから、森のキャビンへと続く道は驚くほど明るくて、ヘッドライトなんてなしで十分に歩ける。それはほのかに明るい、なんてレベルではなく、たとえば自分の影は、くっきりと雪道に映し出されているほどの光量で、自然と、月の存在、太陽の存在に感謝する。
なーんて話を、ツアー参加メンバーにうるさくしたつもりはないけれど、2度目の満月を迎えた3月終わり、ヤスコちゃんがこんなコメントを寄せてくれた。
「 今、高台のマンションの窓から満月が見えます。月が遠く街のネオンと、近所のお墓を照らしてます。3月二度目の満月、帰国して最初の満月。涼子さんが、ユーコンで『3月はもう一度満月がくるよ』と言っていたのがずっと頭にあり、今日の夜をひそかに待っていたのでした。
MUKTUK初日、夕食を終えてみんなでCabinまで歩いた時に坂道を登りながら見た、明るい満月。月で影が出来ること、初めて知った。昨日は、マンションからオリオン座が見えた。キャンプ場で、犬達を背に南の空を見ると、トレイルのすぐ上に見えたオリオン座と星空を思いだしました。
満月にしても、オリオン座にしても、世界のどこにいても見られるもの。世界が繋がっている感じがします。この先、満月とオリオン座を見る度に、ユーコンの景色や旅を思い出すのでしょう」
私が提供する極北の旅は、時間にすればたった1週間、1年のなかの52分の1の時間でしかない。その中で、自分が感じている全てを共有できるわけじゃない。それは分かっているが、もどかしいことも多く、やり方が違うのかと時々疑問に思うこともある。
でもこうやって、誰かの心に種が蒔かれたと知ったとき、この信じる道は、このまま歩き続けていいのかもしれないな、と、少し楽になるのだ。ブルームーンよ、ありがとう。
「ああ楽しかったね」とその場限りでは終わらない旅を提供したい。
自然の中で過ごした時間が、旅の後もじんわりとした余韻を残してくれるような旅を。
都会の中で地球の声を聞いた瞬間に感じる、何とも表現しがたい、ふんわりと豊かな気持ちを運んでくれるような旅を、と祈りながら。
2010-03-18
焚き火とスイートポップコーンとハーモニカ (犬橇キャンプ2010)
Dawson Trailを犬橇で
88キロのキャンプ旅
焚き火と
スイートポップコーンと
ハーモニカ
夜11時半
オーロラゆらゆら
28匹の犬たちが
ウォーンと一斉に鳴きだした
*
と、今回の参加メンバーたち。
Thank you for a great trip!
2010-01-20
2010年「氷河を海から眺めたい!」
by Gunnar Cantwell
ここ数日、嬉しいことにアラスカ・シーカヤックの旅企画の問い合わせ・・・、「今年はやらないのですか」と、相次いでいただいてます。ありがとうー。
公式募集ウエブサイトは間に合っていませんが、日程はすでに決まっているので、先出ししておきます。
ご興味ある方、8/14-22まで、手帳に矢印引っ張っておいてください。Wish Listは、「いつかいつか」と思っていると、いつまでも実現できないので、あまり深く考えず、さっさとスケジュールを組んでしまうに限ります。予定を入れれば、人は、そこに立ちはだかる障壁・困難に向かって、いろいろと悪知恵を働かせるものなので、まあ、何とかなります(今までの実感より)。
周囲はそんな私を「迷惑なヤツ」と眉をひそめるけれど。
ま、いいの。
*
「氷河を海から眺めたい! 夏のアラスカ シーカヤックキャンプ」
~ シーカヤック、原野キャンプ、氷河、海の野生動物 ~■日程:
2010年8月14日(土)~8月20日(金) 7日間
*2010年8月14日(土)~8月22日(日) 9日間 (日本発着最短日程)
■発着場所: アラスカ州アンカレジ(アメリカ)
■昨年のリポート
http://aonodokutsu.blogspot.com/search/label/Kayak
http://blog.goo.ne.jp/zutto_kitto/m/200910 (←参加者ブログ)
■お問い合わせ、お申し込み
(株)エクスプローラ「地球探検隊」 03-3353-4455, mail
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「世の中は、「提案」に満ちています。あらゆる人が何かいいものを持っているし、誘われた場所には行ってみればだいたいは面白い。でも、できることは限られているから、自分を采配していかなければなりません。いろいろ未練もありますし、逃した魚ほど大きいとかも考えがちでしょう。いろいろありすぎる「提案」を知れば知るほど、決断はしにくくなる。
そういう状況のなかで、「優先順位」を決めていくというのは難しいですが、僕個人は、「やりたければやる」「選びたいものがあったら、もっといいものを待つよりも、すぐにやる」という方法論をとります。網羅的でもなく、情報選択の幅を狭く限定するのでもないやり方とは、やりたいことを逡巡しないでやってみて、「まともに間違う」こと、そして、次の何かを待っているよりも早く成功なり失敗なりをして、「何度でも試す」という方法なのではないでしょうか」
--糸井 重里 「インターネット的 」
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