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2011-07-05

ロランの裂け目を通り抜けて仏→西国境越え







The camp is permited anywhere during 7pm-9am in this NP.



Here is a pardise for wildlife.



6月末の4日間、
テント背負って一人で歩いてきたピレネーの奥にあるこの場所は
きっと今年一番のみつけもの。

時間ないのでとりあえず写真数点のみ。

スペイン/フランス オルデサ国立公園

2010-12-22

アラスカンガールの熊対策(地球の歩き方アラスカ裏ver.)

Crow Pass Trail, Alaska

このたび、ご縁あり(というか、しろくまmasaさんに声をかけていただいただけなんだけど)、某有名ガイドブックのアラスカ2011-2012年度版に、1ページのバックパッキング体験談を掲載させていただきました。(本屋に並んでいる書籍の中に自分の名前を見つけるのは、思ったよりも嬉しいことに気付いた。)

チュガッチ州立公園のクロウパストレイル。
アンカレッジ郊外〜ガードウッドまでの26マイル(42キロ)の峠越え。昔、犬ぞり時代に使われていた古道。



8月の終わりの雨の朝、ひとり荷物をえっこらしょと担いで、アンカレッジからアラスカ鉄道に乗り一路ガードウッドへ。金鉱の持ち主だという豪快なおっかさんが運転するボロボロ車のヒッチハイクに無事成功し(車が停まらなければ、駅から登山道までプラス10マイルの道のりが待っていたので、これはとてもラッキー)、ガードウッドのトレイルヘッドから、この古道42キロを1泊2日で歩く。

途中、薮っぽい場所もあったが、基本的に道はついているので、たいしたことはない。

峠では氷河がドーンと目の前に楽しめ、金鉱跡があり、ブルーベリーやサーモンベリーがたわわになっていて、ツンドラがあり、森があり、人は全然いなく、グリズリーの糞はそこら中にあるという、アラスカな気分を一度に手軽に味わえる、ご機嫌なルートだ。(問題は、私の訪問時は、天気と視界が悪かったことか。写真があまりないのはそのせい。)

一カ所だけ気がかりなことがあるとすれば、ルートのちょうど真ん中にある、イーグルリバーの徒渉・・・、氷河の末端から3キロくらいしか離れていない氷河の川(=水温推定2度)、アラスカなので、もちろん橋など架けられていないから、腿の深さまでどっぷりつかり、数十メートルを渡らないといけない箇所。さらに、私が渡ろうとしているのは夕方(=氷河が溶けるので一番水量が上がる時間帯)で、その日は1日雨が降っている、という条件は、あまり好ましいものではなかった。

どうしよっかなー、明日の朝にしようかなー、だいじょうぶかなー、低体温症の対処はどうするんだっけ・・・と、どきどきしながら歩いていると、川の手前2キロのあたりで、道に迷って引き返して来たというアンカレッジ在住のアラスカンっ娘2人組に再会した。

この3時間前、峠で挨拶して、15分ほど先行していた彼女たち。大学職員のレイチェルと、テレビ局に勤めるケイティは、今年流行色のノースフェイスのレインギアを着ていたり、と、とてもおしゃれな(私とおなじ)都会っ子のように見え、と思いきや、腰には、グリズリー対策に、と、銃を携えている。(「ベアスプレーなんかじゃ無理よ〜」、って銃を持って歩くのは、アラスカ人の常識なの?)


季節終わりの平日、この日唯一出会ったトレッカー。流れの速い川は、一人で歩くより、複数で鎖になって歩くほうが安全度はぐんとあがる。「アラスカの神様、ありがとう〜」と心の中でお礼を言って、徒渉までの同行を頼んだ。「もっちろんよー。わたしたちも、オンナ二人で勇気あると思ったのに、あなたは一人なのー!?やるわねー」と、オンナ3人集まれば姦しい、グリズリーも除けて行くだろう大声で楽しく会話しながら、川へと向かい、ギャーギャー言いながら、無事川を渡り終えたのだった。






おまけ。
キャンプ場(ファイアーリングがあるだけだけど)に到着するまえに、川越えもう一回。倒木とロープが橋代わり。




Historic Iditarod (Crow Pass) Trail
Access: Eagle River Nature Center, or from Girdwood take Crow Creek Road to road end and Crow Creek Trailhead.
Travel Means: Foot only.
Distance: 26 miles or 50 kilometers one way.
Elevation Gain: 2500 feet or 762 meters to pass from Crow Creek Trailhead, 3500 feet or 1067 meters to pass from Eagle River Trailhead.

地図
詳細
お勧め度★★★★★



ps
このルート、毎年7月下旬にトレランのレースがあるらしい。優勝者は3時間台だとか。あの峠を超して、あの冷たい川を徒渉して!!いいなー!


July 24, Saturday - Crow Pass Crossing - Chugach Mountains
24 miles – Crow Pass Trail, Girdwood to Eagle River Nature Center
Race time 7 am  
Entry fee: $60 – Limited to 130 entrants
Rough cross-country & mountain trail
Registration forms will be available on-line May 2011 at www.goseawolves.com 

*


2010-03-18

Looking for an Engelmann Spruce

Yoho N.P.  AB, Canada / March 2010


春のカナダ。
ロッキーの森をバックパッキング。
目的はただ一つ、「大きな木の下で眠りたい」

木を探しながらきままに歩く。


Picea engelmannii (Engelmann Spruce)
is a species of spruce native to western North America, from central British Columbia and southwest Alberta, southwest to northern California and southeast to Arizona and New Mexico; there are also two isolated populations in northern Mexico. It is mostly a high altitude mountain tree, growing at 900-3650 m altitude, rarely lower in the northwest of the range; in many areas it reaches the alpine tree line.

2009-10-02

applause (Mt.Decoeli登頂記final)

@Kluane NP, Yukon Canada

数日ぶりにみた四輪バギーの車輪の跡
久々に見る背の高いスプルースとポプラの林

戻ってきた
戻ってきた文明へ

これ以上は無理なくらい黄色く燃えさかったポプラの木々が両側から

やあよくやったよ
おかえり おかえり
カサカサ、カサカサ、と
乾いた拍手で迎えてくれていて

その様子はまるで
マラソンのゴール地点のような賑やかさ

わたしは誇らしげな表情で
アラスカハイウェイのゴール地点へと向かう


(で、最初の写真へとつながるのです)


*

おまけ
この後、ここから180k離れたホワイトホースへ戻るため、最高の笑顔でヒッチハイク敢行。長期戦になるであろう予想に反し、なんと13分後、5台目にしてシアトル在住の写真家がひろってくれました。待ち時間丸1日(バスは週3便)とバス代75ドル儲けた・・・。ブラボー。

*

MOUNT DECOLI ROUTE

後ろ髪引かれ(Mt.Decoeli登頂記13)


@Kluane NP, Yukon Canada

道のない場所を歩いてゆく

手には1/50000のtopo map

どのルートを歩いていくのがいちばん得策なのか
一歩一歩判断しながら
頭の中はぐるぐると常に忙しい

氷河から流れ出た飛び上がるほど冷たい川を横断するのか
熊におびえながらの背の高さもあるウィロー林に入り込み藪漕ぎするのか

砂場に残った動物の足跡
滑る岩場
今の葉擦れの音は風?動物?

緊張感とぎれない中
それでも同時に

秋の終わりのこの晴れた1日を
歩き去ってしまうのがどうにも惜しく

写真を撮りながら
後ろを何度も振り返りながら

忙しく景色を楽しみながら
原野を歩きつづけた

風が起こしてくれた夜(Mt.Decoeli登頂記12)

@Kluane NP, Yukon Canada

この日は
静かな静かな夜だった

1日動き回り疲れ果てて眠っているわたしを
風が

テントのフライを
ぱたぱたと
遠慮がちにノックして
呼びにくる

夜中11時40分
ワタリガラスもマーモットももう寝静まった静寂の中
ふと目を覚まし

テントからはい出てみると

天井は降ってきそうな星たちが
瞬くことも忘れてただ光り続ける

北の空には
今シーズンはじめて見るオーロラが
やはり遠慮がちに
ひらひらと踊りつづけていた

起こしにきてくれた
風よ
ありがとう

blue sky (Mt.Decoeli登頂記11)



@Kluane NP, Yukon Canada

the Morning Glow(Mt.Decoeli登頂記10)

@Kluane NP, Yukon Canada


Still Keep Climbing (Mt.Decoeli登頂記9)



@Kluane NP, Yukon Canada

2009-10-01

from the peak (Mt.Decoeli登頂記8)





@Kluane NP, Yukon Canada

無風、快晴、ひとりきり
緊張感と開放感にアドレナリンの興奮をプラスした
独特のこの感覚のなかで

1時間歩いては1時間休憩し
30分歩いてはまた1時間休憩し
下から沸き上がる雲に少しおびえて
次はまた1時間歩く

ベースキャンプから半日で往復できる距離を
丸一日かけてゆっくりと歩いた

山脈の奥にはローガンがそしてアラスカが
ここまでおいでよと手招き

いくら見続けても見飽きない景色が360度広がっていて
途中からカメラを取り出すことすら忘れてただ見入る

岩と雪だけの無機質な世界を彩るかのごとく
時折ワタリガラスがコロコロと歌いながら通り過ぎてゆく

青色絵の具を溶かしたかのような完璧な空を
非情な飛行機雲がまっ二つに引き裂き
山の彼方へ消えていった

「人生って素敵だね」
ここに来る前に会話した友人とのことばを反芻しながら
引き裂かれた空を見上げ寝転がる

autumn to winter (Mt.Decoeli登頂記7)


@Kluane NP, Yukon Canada

ぬくもりある寝袋から出難く一瞬躊躇うが
肉体的欲求が(トイレいきたい)と
脳にスルドク訴えかけくるその
本能の声に逆らうことはできず
テントから這い出してみれば

昨晩の強風は
この谷に冬を一気に運びこみ
たった一晩で、季節は移り変わっていた
見事なくらいに冬がそこにいた

山の稜線の向こうから
ようやく顔を出したあたたかな太陽が
視界すべてをオレンジ色に染め上げ

凍り付いたツンドラの大地を私を
じわじわとでも着実に
とかしてゆく


霜の降りた大地はやわらかな光を受け
辺り一面本当に一面すべてがキラキラと輝き
凍り付いた夜から目覚め
ざわざわと息を吹き返し始める

ああ、これが私がつかみ取った景色
今年いちばんに美しい時間

寒さも
尿意も
息をするのも忘れて
ただただ呆然と立ち尽くす

2009-09-30

朝の月 (Mt.Decoeli登頂記6)

@Kluane NP, Yukon Canada

誰もいなくて何もない、
頼れるのは本当に自分だけ、という大自然のなかで
一晩過ごすと

自分の息づかいと大自然の鼓動が徐々に重なっていき、

覚悟をした、ということなのか、自分の弱さを受け入れた、ということなのか、うまく説明はできないのだけれど、いつのまにか、「恐れ」は「畏れ」へと静かに変化し、心は、波ひとつない鏡のような湖面ほどに、しん、と静まりかえっていた。

しん、と静まりかえったのは私の心だけでなく、外の世界も同様で


朝、目覚めると
昨晩、私を恐怖に陥れた風は見事にぴたりと止んでおり
圧倒的な静けさのなか、

昨晩より一層白く雪化粧した山肌と
群青色の空に光る一筋の月が

おはよう

と、優しく微笑んでいた

凶悪な顔をした雲が(Mt.Decoeli登頂記5)

@Kluane NP, Yukon Canada

それにしても、風が強いのだ。
ブルーベリー林を超え、無事「熊問題」からサヨナラしたと思いきや、今度は、「風問題」勃発だ。


ただでさえ、山の中で、本当に本当に一人きりとなり、微妙に心細いところに、この、容赦なく吹きつける強風といったら、唯一露出している頬をみるみるうちに冷やしていく。頬とともに、一生懸命、気合いで灯し続けている、心のなかの小さな勇気という名の「明かり」も冷えてきて、心がそのままポッキリ折れそうになるくらい、風は相当に強い力で、私に向かってくる。

風がやってくるその方向に目を向ければ、ぐるぐる渦巻く凶悪な顔した雲が、西の山にべったりと張り付いて、この自然の中ではあまりにもチッポケな私とテントを見下ろし、あざ笑っていた。


寝ている間にテントが吹き飛ばされないよう、大きめの石を集めて補強しながら、数日前、ソロ登山家tomoと話した会話を思い出す。

「雨よりも雪よりも、風が嫌いだ」と言う私に、「そうかな。僕は好きだよ。風は、powerだから。遠くから、powerを運んできてくれるんだ。エネルギーの源、という感じがするな。」

ああ、tomoさん、やっぱり全然パワーの源じゃないよ、エネルギーを私から吸い上げる犯人だよ、この風は・・・、と、すっかり弱気になり、早々に、寝袋にもぐりこむ。



遠くで、マーモットが、キュゥー、と甲高い声で一声鳴いた。

ブルーベリー林を抜けて(Mt.Decoeli登頂記4)

@Kluane NP, Yukon Canada

寝床の絶対条件は、「ブルーベリーが生えている(=熊がでる)丘よりも上へ行くこと」 、と、レンジャーステーションで釘を刺される。

崖の下に、今にも枯れそうな、心細い水場あり。

タダだった(Mt.Decoeli登頂記3)


@Mt. Decoeli, Kluane National Park, Yukon Canada

今回目指すのはあの頂き。
9月半ば、すでに雪が積もっていたのは想定外だ。

さて、今回、この場所を選んだ理由はどれでしょう(答えはタイトル)

1.山の形が美しい
2.トレイルが存在しないので、人に会わない
3.マヌケにも移動手段をもたずにここまでやってきたので、町からそう遠くへはいけない
4.国立公園の微妙に外側に位置しているので、1泊9ドルのバックパッキング許可証をとらなくてよい。タダだ、タダ。ブラボー。

Grizzly (Mt.Decoeli登頂記2)

@Hains Junction, Yukon, Canada

この場所で、「一人きり」で山に入ることの何が一番イヤだって、それは熊との遭遇のリスクの高さだろう。しかも、よりによって、冬眠前でお腹すかせた、ベリーシーズンの9月に。

と、出発前の憂鬱な気分をさらに倍増させるのは、町のすぐそばで、まさかの道路から10mのところに出没する相手。ふぅ、とため息、出発前日の夜。

テントの中で、ベアスプレーの安全弁の外し方を、再度確認。

2009-09-29

自画自賛(Mt.Decoeli登頂記1)

@Kluane National Park with Mt. Decoeli, Yukon, Canada

タイマーで撮影した自分のスナップをどーんと載せるなんて、どんだけ自分好きだよ、というツッコミが入りそうだけれど、

この写真が、この夏一番好きな自分の顔。
もう数日間、顔洗ってなくて鏡みてなくて、結構汚いけれど、好きな顔。

*


1ヶ月前、アラスカで、「次は自分だけの景色を探そう」と自分に課した約束を果たした。ここ数年で得た経験値を総動員して、オフトレイル・ソロ・バックパッキング体験を無事成し遂げた瞬間の、まあ、「初めてのおつかい」終わった後の、晴れ晴れしい幼稚園児の気分、というところです。

詳細つづく。

2008-07-20

雪の下から瑞々しく力強く

Western Anemone, Kananaskis, AB, Canada

今年は例年になく、雪解けが遅いのだそうだ。7月半ばの今も、2000mを超す場所では、ところどころ、スノーパッチが残っている。

で、雪の下で太陽との出会いを我慢強く待っているのが、ウエスタン・アネモネ。ホヤホヤと産毛に包まれた瑞々しいBabyアネモネは、・・・それはまるで日本の春山で、フキノトウに出会ったときのような、季節の変化と生命の力強さを感じさせる、春の花。


産まれたてのBabyたちを踏まないように、そうっとそうっと、歩く。

5日間かけ、この山塊を一周

Mt.Putnik, 2940m / Kananaskis, AB, Canada

この岩山、このトレイル、気に入ったー。

カナディアンロッキー洗面所

▲Three isle Lake Camp Ground, Kananaskis, AB, Canada

ワイルドなバックパッキング旅の間だって、どんなに忙しい朝のひとときだって、顔は洗うし(石鹸は使わない)、髪も梳かす。毎朝の5分間、レディの嗜みを忘れてはいけませぬ。

で、顔を洗いにでかけた湖の、あまりの湖面の静けさに、手を入れてこの静けさを打ち破ってしまうのが躊躇われ、いつまでも洗顔できない朝なのだった。