2011-12-16

Something new in December



さて、12月。新しい分野に挑戦です。

 “やる気を刺激する”新しいスポーツWEBメディア&SNS" onyourmarkで、写真コラムを掲載させていただくことになりました。
テーマは、今まで極北でやってきた、あれやこれや。
うー、ちょっと文章堅いし、気取ってるな・・・

今後は隔週火曜日に掲載なので、次は12/20の予定です。



どこまでいけるか、ウルトラマラソン気分で頑張ろう〜
(打ち切り関門に引っかからないよう、沿道の皆様、旗ふり声援、どうぞよろしくお願いします。)

2011-12-02

【お知らせ】ユーコンで犬橇キャンプとオーロラを2012


ブログが月刊誌みたいになってきて、更新頻度遅く、しかも一度にドカン!ですみません。ツイッターも自動転送なので、今日はつぶやきすぎてすみません。

犬橇キャンプ、静かに発表しています。

多分、犬橇を体験してみるとすぐに分かりますが、このハーネスつけた彼らの後ろ姿に、キュンとなります。ほれぼれする頼もしい背中。

たった1週間に、いろんな大切なものが詰まっていますが、それを見つけるのは自分自身。人の感想は読まなくて構いません。毎回、いろんな条件が違うから。

あんまり、こちらから「ねえねえ見て見て、いい場所ですよ!」と押し売りはしたくないのです。あ、いいかも、とタイミングがあってピン!と来た方だけと、こっそり行きたい場所だから。(すごく勝手な言い分だけど。そこは微妙なバランスなの。だからお金儲けできないの。)


ご質問などある方は、どうぞ直接メールください。
wildernessryoko (at) yahoo.co.jp




「春のユーコン:犬ぞり遠征隊」
~ 犬ぞりを操り原野キャンプ、夜空に煌めくオーロラを求めて ~

■日程: 2012年3月24日(土)~3月30日(金) 7日間
日本発着最短日程:2012年3月24日(土)~3月31日(土) 8日間
■定員: 4~9名
■発着場所: ホワイトホース(カナダ・ユーコン準州)
■同行予定: 青崎涼子
■主催: MUKTUK ADVENTURES
 more info...

美しい軌跡を描きたい(朝霧ロゲイニング2011)


昨年、うっかり優勝した美酒が忘れられずに今年も参加。
富士山の麓で朝霧ロゲイニング5時間。

ロゲイニングがどんな競技か、については、もうこのブログではかなり説明してきたけれど、今年の気分で再度説明すると・・・

「2人以上のチームで手を取り合い、地図とコンパス片手に、等高線と睨めっこしながら薮の中を走り続け、足や服がイバラで傷だらけになっても小さなことは気にせず、コースセッターがニヤニヤしながら隠したであろうオレンジ色の旗を、沢山触って、制限時間ぎりぎりちょっと前に戻ってくる」遊び。ただし、イバラの道が怖いファミリー向けに、街中簡単ポイントも、ちゃんと用意されている。
(←かなり偏りあり。正式な説明はこちらをどうぞ)。

道路沿いでなく、薮の中に隠された、30センチ四方の小さなオレンジ色を見つける難しさを知っている我々チームは、体力勝負に出て、分かりやすい町の中を、バタバタと走り回る。残り1時間半の時点で、あ、このまま街にいては時間が余ると気付き、急遽作戦変更、コンパスと高度計と睨みっこしながら、イバラの道へと、恐る恐る点数を取りに行く。

「この林道、つぎの右カーブ曲がったら5ミリ・・・120m進んで、右に」
「あ、獣道っぽい踏み跡、発見」
「ここから東に直進600m、高度差は50mね!」

と、体よりも頭フル回転させて進んだ先には、ちゃんと地図通りに窪地があり、目指す旗が待っていた!そのポイントは、たった21点ではあったけれど、私にとっては、210点くらいの価値だった。

あの瞬間、私は、「イバラの道は、街の中より100倍刺激的で楽しい」、と気付いてしまったのだ。





結果は、333点で、優勝チームから21点の大差をつけられ、女子2位。
(似合わない大胆不敵なチーム名は、私のことでなく、いつも移動途中で立ち寄る富士宮焼きそば屋の名前です)




女子優勝チーム(オリエンテーリングの日本代表)に、軌跡を描いてもらった。
果敢なイバラ道攻め。美しい。(私たちは左半分の街が多かった)

点数だけでなく、点の取り方で、全く持って完敗です。


だいたいにおいて、道なき道は楽しいものなので、イバラ道、もう少し勉強しようーっと。





備忘録:
経路)S-5-6-9-15-(8は小さい点だからとあえて落とす、が落とす必要なかった)-1(早すぎて豚汁できてない。無念だ)-3-10-29-14-17-30-32-25-16-13-(この辺で4も飛ばすが、走力あれば取れる位置)-22-23-19-(ここで残すのが1時間半。予定変更、薮へ)(でも7と20は自信なくて取らなかった。ルート上なのに!)-21-12-11-goal (TTL:333, 35km )  (計算ミスと走力不足と読図力不足で落としたのが、8,4,7,20=39PT)

反省:マイクロ読図力がまだまだ足りない。地図上3mmの地点まで近づいて探すのではなく、1mmも誤差なく旗に突進できるように。

将来の自分への申し送り:迷いなくCPへ辿り着く。もっと時間ぎりぎりに使う。タイツと服は、破けても悲しくならないボロ服を着る。ファーストエイドキットは、重たくても持って行く。水は500cc、足りなければ途中で追加。メンバーで持ち物共有。一人が水ならもう一人はコーラ!ゴール付近は最後の時間調整に取っておいて良し。コンパス落として壊れたが、落とさない工夫を。

喉元過ぎて熱さ忘れた(伊南川100kmウルトラ遠足追記)


もう1ヶ月前に。
100キロ走った、ゴールの写真が、先日家に届いた。主催者からの嬉しいプレゼント!

うーん、懐かしい。
あんなに途中辛かったのに、「あー、またゴール踏みたいなー。(しかももっと遠い距離で)と思ってしまうのは、私の記憶力に問題があるのだろうか。あの、20キロや30キロや60キロ地点で辛かった時間を、すでに忘れかけているなんて。
足の爪、今でも1本ないし、2本黒いままなのに!



このウルトラマラソンの後、こんなマゾっ気激しいイベントを企画している(私的に命名:ウルトラの父である)海宝さんと一緒に酒席を囲む機会(詳細報告こちら)をいただいたのだが、

「いやー、ゴールの瞬間は、みんな、最高にいい顔している。全員のその笑顔を見られる僕は、役得だよね」と笑っていた。「体には悪いけど、心にはいいんだよ、ウルトラは」って。



「人間は弱い生き物だから、他人の目を入れることで頑張れる、っていうのは大きいよね。大会だから走れるというのは、多いにある。でも本当は、その人の想いが、情熱が、十分に強ければ、人の視線は関係なくなる。ただ黙々と、自分で設定したゴールに向かって、静かに進みつづけている人は沢山いる」


はい、さすがのお言葉。

走る事に関しての情熱は、自分にとって中くらいなので、これからも、どんどん、他人の目を利用しながら、ええ格好しいな性格を上手に使用し、本当はキツくてもクールな感じで、走っていこう〜。巻き込まれてみたい方、ぜひご一緒にいかが?


(・・・UTMF100mile抽選結果待ち。)

NPFPご報告:Passion&Action



4月から始めた「極北の写真をPCの壁紙にして、そのかわりに震災のための寄付をしよう」NPFPプロジェクトは、最終日の11月11日までに、合計126名(延べ人数)、721,000円のゴールで終えることができました。

ただの思いつき、全くのゼロからのスタートだったのにも関わらず、たくさんの方の応援、ご協力をいただき、本当にありがとうございました。



人任せにせず、自分が主役(リーダー)になること。
その想いにブレがなく情熱があり、真摯な気持ちで取り組んでいくこと。



ホント、ベタでどうしようもない結論ですが、この二つ、Passion & Action があれば、物事はあるべき方向へ勝手に転がっていくのだな、という事実を学べた8ヶ月間でした。

震災の傷は、まだ全てが癒えたわけではない。
その事実を忘れず、NPFPプロジェクトは終っても、よき誰かのフォロワーとして、私らしく、考え、行動しつづけていくこととします。

山へ、きのこを


日本の山間には、「限界集落(65歳以上の高齢者が地方自治体総人口の過半数を占める村)」と呼ばれる場所が増えているらしいが、そんな場所のひとつに出かけた晩秋の1日。




 里山の奥に、ざくざくと落ち葉踏みしめながら入り込み、自然が育んだ恵みのお裾分けをいただきに。(収穫に夢中で、カメラ出すヒマほとんどなかった・・・)





東京で、雑誌や口コミで噂のレストランに、着飾って(ないけど)出かけ、こぎれいなお皿にチョコンと乗っかってキラキラ輝く料理も・・・、決して嫌いじゃないんだけど・・・、(都会は、最近、私には似合わないし、人混みはちょっと疲れるけど・・・)

きのこ収穫後に、青空の下でいただいた昼食。
南魚沼自家田んぼの米からできた、おばあ手作りおにぎりと、11種類の具沢山けんちん汁(1車麩、2厚揚げ、3竹輪、4大根、5人参、6芋、7葱、8白菜、9なめこ、10さやいんげん、あと1つは思い出せない)の、口に入れた瞬間に、脳内と舌と胃が一緒になって叫び出す、

!!!!!!

な、あの美味しさといったら!

シンプル イズ ビューティフル。




村を離れるとき、案内してくれたオジイが、「ヘースブックで、ヘースブックでまた会おうな〜」(←Facebookやってるとは、じいちゃん、意外とモダン)と、握手してくれた。

しわの刻まれた山の人の働き者な大きな手の温もりが忘れられず、家に帰って速攻でオジイことショーイチさんに、Friends Request。また貴重な友達ができた、大切な日。


ショーイチさん、清水の谷間は、もう雪景色でしょうか?


巻機山の源流なめこ