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2008-10-05

がらくたと宝物の境目


クイーンシャーロットには、10日間近く滞在していて
その10日間の毎朝ほとんど、
(1日だけ台風もびっくりの大嵐の日があったので、その日を除いて)
目の前のビーチを散歩していた。


落ちている白頭鷲の羽を喜んで家に持って帰ると

家の主のHeronは、
「はははは。ここじゃあ、カラスの羽の方がよっぽど珍しいんだけどね」

と、
がらくたを宝物のように大事に扱う私を、豪快に笑い飛ばす


何だか
贅沢な島だよなあ

くじらざぶーん

くーじら、くじら。

クイーンシャーロットに行ったら会えるよ、と
何人もの人に言われていたけれど、
8月は少し時期が遅かったみたい



それでも遠くで背中や尻尾や潮吹きを何度か見せてくれて
写真ではこんなチッポケな証拠しかないけれど



私の心の中には、だいちくんのこの絵 ↓ と同じくらいに
大きな存在感を残してくれた



近くで会えるのはいつのことやら

2008-10-02

Totem Poles

@Prince Rupert, B.C., Canada



@Kitwanga, B.C., Canada




@Queen Charlote Is., B.C., Canada

2008-09-28

クイーンシャーロットはどこにあるの?


今日、お台場の風に吹かれてハンモックに揺られながらビールを飲んでいたら、一緒にいた友人から

「クィーンシャーロットってどこにあるの?」
「スチュワートってアラスカ?」

という質問をもらったので、ここでいきなりですが、地理の授業です。
クィーンシャーロット、そしてスチュワート(カナダ)&ハイダ(アラスカ)は、

●カナダの西海岸、太平洋に面した「ブリティッシュコロンビア(B.C.)州」(=バンクーバーのある州)の北部にあり

●この夏滞在していたカナディアンロッキーからは、
地図で見れば目と鼻の先、
グレイハウンドバスで行けば
  往復330ドル
  または2000キロ
  またはバス車内で2泊する長さ
くらいの近さ、というか、遠さで

●その場所に目がいった一番の理由は、大好きなアラスカと大好きなユーコンに接していたからであり

●入り口の町となるPrince Rupertは、アラスカ行きのフェリーが出発する「北への入り口」という役割を持つ鄙びた町で

●大好きなアラスカは、何故か海岸沿いにB.C.州に張り出してビヨーーンと伸びているのだが、このアラスカとB.C.州の境目一帯は、氷河製造大工場コンビナート地帯のため、巨大な氷河をあっちにもこっちにも見ることができ

●動物は
太平洋から川に遡上する鮭とそれを食べる熊がわんさかとおり、
さらに、初夏になるとはるばるメキシコあたりから鯨が北上してきて、
さらにさらに、海底にはウニやカニやヒトデやカイがカラフルにウニョウニョ泳いでいるし

●植物は
雨がどしゃどしゃ降るためシダー(杉)やらスプルース(トウヒ)やファー(樅)がぐんぐん成長して見上げるような大木となり、しかも苔がモサモサと、隙さえあればどこにでも、地面すべてを覆い尽くすかのように生えていて

●すれ違う人といえば
日本人と顔そっくりの先住民のあちらこちらに色濃く、トーテムポールがふとしたところに立っており、

と、あっちをとっても、こっちをとっても、アラスカ好きなら、鼻の穴膨らむ要素満載の場所、が、このあたりです。

では、引き続き、グリズリー三昧の夢のような数日間から、写真つづけます。

2008-07-21

ワタリガラスは飛んでいく



「本来あるべきところにあるはずのものが、その場所から引き離された時、魔法の力は失われてしまうのよ。トーテムポールは、大地に根付いていてはじめて神話を語るの」


トーテムポールを守っているハイダ族の女性は、こう言ったという。




*


ここ、カナディアンロッキーに来てからというもの、何の贅沢もせず、爪に火をともすほどの節約生活に励んでいる。(自由の代償だ。)故に、ほとんど買い物はしていない。・・・していないのだが、唯一、早い時期に購入したのは、このワタリガラスのペンダントヘッドだった。店に入った瞬間に、カラスと目があってしまったのだから、しかたない。お持ち帰りしなくては。


*


人間とは何て身勝手なものか、と思う。



東京生活から比べたら、ここ、カナディアンロッキーは天国だ。ドライで涼しい気候、青く広い空、無数に続くトレイル、自然の近さ。

それでも、ふとした瞬間に、東京の家を懐かしく思い、毎年行っていた夏のアラスカの骨太な自然を恋しく思う。遠く離れたいくつかの場所に、思いを馳せては、「ここではないどこか」に、恋い焦がれてしまうなんて。


きっと、別の場所に行けば、この地層丸出しの石灰岩の岩山を、恋しく思うに決まっている。ここが懐かしくなるに決まっている。

*

それでも、微妙な座りの悪さを感じている今、自分の内なる声に従って、この場所を一旦離れよう、と決めた。

行く先は、ロッキー山脈を越えてずっと西にある島、へ。それもこれも、友人が、会うたびに「いいよいいよいいよ絶対に気に入るから行くべきだよ」と囁くからいけないのだ。ここ数年、気になってしかたなかったあの島は、ここからなら、そう遠くはない。

*

島が私の場所かどうかはまだ分からない。が、でも、アラスカのすぐ南にあるその島には、何かがある気がするのだ。早いところ、魔法の力を取り戻さなくては。

*

というわけで、急遽、明日の夜、カナディアンロッキーから次の場所へ旅立ちます。