2008-05-25

ビザ取得

カナダにやってきました。
雨です。
気温4度です。



成田を出るのがこんなに心細かったのは、「初めての海外」以来だ。

初めての長期滞在
初めて行く街
初めてのビザ取得(空港で)
要求される知識と技術が自分のそれを上回る不安・・・

と、とても繊細にできている私は、キンチョーした機内で、珍しく眠ることも食べることもできず、まんじりとせず、長い機内を過ごしていたのだった。初めて海外に行った19の夏を思い出しながら。そうだったなあ・・・。海外に出るって、大変な冒険だった時期もあったよなあ・・・。

そう、「初めて」というのは、いつだって、いくつになったって、緊張するのですね。小さい頃にはしょっちゅう体験していたはずの、久々のこの感覚。思い出した。



で、胃が痛くて気持ち悪くなりながら辿り着いたカルガリー空港。ここで就労ビザを取得するので、入国後、イミグレーション(別室)へ向かう。

緊張した私を無視して、妙に陽気な係員のおじさんは、「へぇ、マチュピチュいったの?どうだった?僕も行きたいんだよー」と、パスポートの入国スタンプをみながら、おしゃべりを続け、その間にチャチャッ、と、10分ほどで出してくれた念願の査証書類・・・念願の・・・、が、そこには、

「この男性の滞在を許可」

とプリントされていた。

ええっと、私maleじゃなくてfemaleですよ・・・、とおそるおそる訂正すると、あ、ごめんごめん、と、印字された「オトコ」をバッテンで消し、「オンナ」に手書きで書き換えられた。だ、大丈夫ですか?と聞くと、コンピュータは入力し直したので問題なし、と、にっこり笑顔。

祝・初就労ビザは、
 性別:オトコ改めオンナ。




不安がる私に、友からの言葉。

「楽しく出来なかったら…帰ってきたほうがいい。楽しくガイドしてない人と一緒に山にはいたくないので。」

はい。その通り。
よい意味で、この夏、楽しむことにします。

2008-05-22

カナダ行き迫る

数年前、「将来はこんなことしたいんだよね、」と、(当時としては)壮大な夢を語っていた知人たちが、今、一斉に、あっちでもこっちでも、その夢を実現させていて、(その一例は、ペルーの旅行会社つくったショーンとか、四川に医療ボランティアででかけたカナとか)、賞賛と羨望の気持ち入り交じる私は、

googleの壁にあるホワイトボードのように、思いついたことは、どんどん、口に出していかないといけないんだな、と思う今日。



と同時に、カナダ行きを目の前にして、ため息を1日に100回もついているのだが。

それは、同じ場所でずっと同じことやっている方が、ずっと簡単で堅実なのに、また、この期に及んで、awayの世界へ、新しい世界へ飛び込むことへの不安と憂鬱さがもたらすものなのだ。バカだな私、何してるんだろうと、臆病な自分が時に顔をだす。



「不可能と思えることには、できるだけ無視の姿勢で」
Having a healthy disregard for the impossible

という、googleのエライ人の言葉をノートに書いて、出発です。


弱気な発現は本日限りにして、次は、現地から、カナダの夏を発信できるよう、がんばりまっす。

2008-05-21

標高5000mの空の下

(エベレスト街道を歩く歩く歩く)

今日のイベントの準備をしている。いつもバタバタだ。(もっと余裕をもって準備をすべき)。

「歩く」写真をいろいろ見ていてでてきたのが、この1枚。ネパール、エベレスト街道のトレッキング。

ヒマラヤの旅は、車はないが、ポーター(シェルパ)がいるし、小屋泊まりの旅も多いので、「バックパッキング」とは微妙に違うけれど、「歩く」旅には変わりない。

標高5000mの夜、鼻血をツーと垂らしたのを合図にひどく高山病で気分が悪くなり、真夜中の2時、必死の星空逃避行をした私だが、

思い出すのは、一緒についてくれたガイドとポーターの温かな心で、(詳細は当時の日記へ

つまり、歩く旅は、人の心に触れる旅でもあるんだよな、と、今日の現実から逃避行して、ヒマラヤの青い青い空に、想いを馳せる午前中。




***

アドベンチャーガイズ講座
バックパックトレッキングのすすめ
「車を降りてその奥へ 自分の足で大自然の懐に飛び込もう」

2008年5月21日(水) 19:00~20:30頃
場所 アドベンチャーガイズ 飯田橋オフィス (リンク先に地図あり)
(東京都千代田区飯田橋4-5-4 山和ビル3階              
電話 03-5215-2155)

内容
・バックパッキングの楽しみ・荷造りのしかた、持ち物・自然を壊さないために・・・Leave no Traceなど独特のルールについて

*無料。予約不要。会場へ直接どうぞ

詳細ご案内はこちら(PDF)

2008-05-20

突然ですが・・・明日、飯田橋で

(写真はカウアイ島の秘境ナパリコースト11マイルバックパッキング中)


●●● ご案内 バックパッキングのススメ ●●● 

突然ですが、明日の夜、飯田橋へ遊びにきてください。(ああ、のんきに100キロ歩いている場合じゃなかったよ・・・。)

以下のスライドショー兼説明会です。初めての試みなので、キンチョーしつつ、でも、これが去年から目指してきた場所なので、ワクワクしつつ、皆様にお会いできることを楽しみにしています。

***

アドベンチャーガイズ講座
バックパックトレッキングのすすめ
「車を降りてその奥へ 自分の足で大自然の懐に飛び込もう」

2008年5月21日(水) 19:00~20:30頃
場所 アドベンチャーガイズ 飯田橋オフィス (リンク先に地図あり)
(東京都千代田区飯田橋4-5-4 山和ビル3階  
            電話 03-5215-2155)

内容
・バックパッキングの楽しみ
・荷造りのしかた、持ち物
・自然を壊さないために・・・Leave no Traceなど独特のルールについて

*無料。予約不要。会場へ直接どうぞ
詳細ご案内はこちら(PDF)

***

この週末、trailwalkerで100キロ歩いた友人が、ブログに感想を入れてくれていました。

「真黒い森が藍色になり、鳥の大合唱が始まり、空が明るくなっていく森の中を歩く幸せ。サポート隊、メンバーと一緒だからこそ歩き通せた」

そうそうそう、そうなんだよね。歩く速度、歩くという行為は、大地と会話する、一番安上がりなのに、一番深くまで入っていける最高の方法、なんだよねー。と、深く頷きながら読んでいたのですが、

自動車の速度では見落としてしまうものに出会うために、
または、自動車では入れない場所へ入っていくために

「バックパッキング」

という方法で、海外の大きな自然を旅する方法を、紹介していきたいと、ここ数年、ずっと思っていました。

バックパッキング・・・、車では入っていけない山奥へ、衣食住、必要な荷物を全部詰め込んで、歩いていく、思い切りシンプルで、思い切り味わい深い、旅の方法です。

70Lの大きなバックパックに20キロの荷物背負って、とか、

山小屋もシャワーも(たまにトイレも)ない場所で1週間、とか、

えっ・・・、ちょっと、それは大変すぎない、私には!?と思ってしまいそうなのだけれど、ちょっとのチャレンジ精神があれば大丈夫。この企画は、屈強な山男は想定していません。(そんな人たちは勝手に行く。)好奇心豊かで、自然大好きで、新しいことに積極的にチャレンジしたいと思っている、バックパッキング初めての方が対象です。


チャレンジ精神と引き替えに得られるものは、

・車窓からは出会うことのなかった、心打たれる地球の景色、
・一緒に歩く仲間とのチームワーク、
・大きな達成感(または、街に戻ってきた後の、乾杯ビールの倒れそうな美味しさ)、
・嗅聴視味感・・・五感全部が鋭くなっている自分
・そして、文明世界の奇妙さと有り難さ、

等々。悪くないでしょう?

(「ちょっと」のチャレンジとは、エレベーターの利用を止める、とか、週末、いつもより1L水を余計に背負って山を歩いてみる、とか、自分の健康サインに素早く素直に気づいてあげる、とか、そんなこと。ハードルは決して越せない高さではありません!)。


そんな急に言われたって、明日は無理だよ、という方へ。
では、この夏、カナディアンロッキーで、ヨセミテで、お待ちしております。

***

アドベンチャーガイズ・バックパッキング企画

 ■カナディアンロッキー  アッシニボイントレッキング        
2008年8月16日(土)~23日(土) 8日間 
成田発着 ¥421,000

 ■アメリカ・ヨセミテ ジョンミュア・トレッキング     
2008年9月20日(土)~28日(日) 9日間 
成田発着 ¥456,000




ユーコン川下り速報!

9月

蚊もいなくなり
オーロラは凍ってないユーコン川に映りこみ
しかも冬のように寒すぎないので焚き火を囲みながらオーロラを眺められ
明け方、靄が一面に立ち上がる幻想的な風景をパドリングし
岸のポプラはシャラシャラと黄金色に輝きながら風をうけ
秋の高い高い青空に白頭鷲がバサバサ舞い

という時間を過ごせる
ユーコン川160キロカヌー漕げ漕げツアーの予約が

動き始めています。
先着11名限定。

どうぞお早めに

***

■カナディアンカヌーで下る秋のユーコン原野160キロの旅」
日程: 9月6日(土)~9月13日(土) 8日間
発着場所: ホワイトホース (カナダ)
詳細はこちら

2008-05-19

100kmまたは北極から赤道までの子午線の長さの100分の1または小田原から山中湖まで

(この写真は昨年撮影。ゴールの直前、富士山に応援されながら歩く、ご機嫌なトレイル)

「小田原から山中湖まで100キロ、4人のチームで48時間以内に歩こう。そしてファンドレイジングで世界の貧困を救おう」

というイベントを立ち上げ運営しているのが、民間の国際協力団体、Oxfam・・・ Trail walker

「歩くのと貧困を救う、って・・・全然関係ないじゃん!」という、関係ないふたつを組み合わせて、ふだん意識のない人たちを巻き込むその作戦、さすが頭脳派のOxfamだと思うのだ。


ちょうど、トレイルランの世界を覗きはじめ、山を歩く・走るがおもしろくなり、「チャレンジ」という言葉に弱い私は、昨年、まんまと彼らの作戦にのっかった。そしてまんまと沢山の人を巻き込み、まんまと楽しく準備をし、まんまと100キロ歩いてしまったのだが、


このイベントは、準備したり人を巻き込んだりお金を集めたり、と、数ヶ月間にわたり、結構な労力がかかるのが「難点」(=やりたい人にとっては「醍醐味」と置き換える)でもある。

カナダいく直前の今、去年のように、あれだけの労力を割くことはできない・・だけど、このイベントは好きだから離れたくないなあ・・・ということで、今年は、「山岳ボランティア(スィーパー)」として、当日だけのお手伝いで、参加することにしていた。



そしてやってきたこの週末。

スィーパーとして立候補してきたのは、「まあ、100キロくらいは軽く歩ける(走れる)ぜぃ」という体力自慢の年期入った山男だったり若者だったりトレイルランナーだったり。どの人も強烈なキャラクターの強者揃い。こんな人たちと知り合いになって、しかも数十キロを一緒に歩けるなんて、光栄だ。3人でチームを組み、ローテーションしながら、最終チームの背後から、忍者のように静かに、ついていく。

ふと落としてしまったのであろう飴の包み紙などのゴミを拾いつつ、トレイルの状況を確認しつつ、コースマーカーを確認しつつ、体調不良や怪我でリタイアしたい人の面倒をみつつ、万が一に備えてAEDを運びつつ、他人のペースで、ゆっくりと、ときに駆け足で、ついていく。

前を歩いている最終チームから、このイベントに出ることになったきっかけを聞いたり、リタイア時の苦悩と無念さを共有させてもらったり、メンバーを助け合い気遣いあう姿に心打たれたり、そして、一緒にスィーパーをしている人たちの武勇伝を拝聴したりしながら、ついていく。

睡眠不足で眠いながらも、濃く楽しく業務をこなした3日間。濃い数日間の後に襲われる虚脱感を感じつつ、誰かが言っていた「祭りの後」の気分で過ごす今日。


***

で、今日のこのダラダラした日記の結論は3つです。

1.トレイルウォーカー、参加者でもそのサポーターでも、大会本部のボランティアでも、とても有意義に濃い時間を過ごせる楽しい「祭り」です。参加してみてね、というご案内。新緑の美しいトレイルを100キロも歩けるのは、しかも星空の下や早朝、鳥の声を聞きながら明るくなっていく空の下を歩けるのは、相当に楽しい。



2.裏方・・・このイベントを裏で支えてくれている本部スタッフ、ボランティアの労力を知る・・・。去年は、「自分が100キロも歩いたのよすごいでしょ」の気持ちと、せいぜい、一緒に歩いたメンバーとサポーターしか見えていなかったけれど、それだけじゃない。実は実は、その裏に、沢山の人の汗と善意と気持ちと労力があってこそ成り立っているのだ、と、今回、どっしりと認識できてしまった。
メンバーは寝ずに48時間歩くのかもしれないが、スタッフは、前々日から、70時間くらい寝ずに動いていたりしてくれているのだ、というところまで、どんなときでも、気を回せるようになりたい、今日、月曜日。



3. そして最後に・・・、今年無事に100キロのゴールを踏んだ友人たち・・・チームYukon、チームfamilleの皆様、おめでとうございました!



北極圏への二歩・翼をもつ男


北の話題が出たところで、北つながりの本をご紹介。

***
F-15戦闘機パイロットの職を捨てて極北の飛行家を目指しアラスカに降り立った筆者による壮麗な空撮写真と文章で綴る「夢」への軌跡

***

むむ、この表紙に見覚えあり・・・。
そう、このブログのトップの写真は、この人の飛行機にブーンと乗って連れて行ってもらった場所なのだ。そうなのだ。

北の大地と遊ぶのに、歩くアプローチが精一杯の私にとっては、空からアプローチできる飛行機乗りが羨ましくてしょうがない。鳥の視線を持つ、このオトコ。


アラスカ、ユーコンを実際に体験している方には、ぜひぜひ手に取ってみてほしい、な、一冊。(未読だけど、自信あり)

北極圏への一歩・自然の都合優先で


もう、アラスカ時代から数えて6シーズン目だから、毎年の恒例行事になりつつある、「秋、北の大地への旅」。仕事という小さな括りを超えた・・・、だんだんライフワークみたいになってきた、この場所を旅という形で伝えていく作業。

人の言葉を借りるのはあまり好きじゃないけれど、先日、スライドショーをした後に、参加者が送ってくれた感想は、そんな自分の気持ちを後押ししてくれる、嬉しいものだった。(感想、ありがとうございました。)

***

「大自然の写真に圧倒され、青崎さんのお話に思わず聞き入り、あっというまでした。

・・・写し出された写真をみながら、あの静寂な空間、吸い込まれそうな壮大な景色、やわらかな白夜、シンとした冷たい空気、いろいろ思い出して、何だか涙がじわーっときました。

青崎さんのお話を直接聞いてみたかったので、参加できてよかったです。たくさん元気をもらいました。これからも、いろいろなアラスカのすばらしさを伝えてください」


***

夏の遊びと、ツンドラの赤い紅葉、そしてオーロラが一気に楽しめるのは、9月初旬限定。休暇を「自分の都合に合わせる」のではなく、「自然の都合に合わせる」ことが必要な場所、という融通のきかなさが、良くないかい?


ここは、分かりやすいモニュメントや遺跡や景色を見る場所じゃなく、「広がりと空気感を感じる」ところなので、実際にその場所に立つまでは、良さが理解されにくいのだけれど、

「地球万歳」な気分を味わいたくなったら、
「私の悩みなんて、ハナクソみたいに小さい」(・・・表現が汚い・・・)と実感したくなったら、


秋の1週間、北の大地でお待ちしています。

***

■「秋のユーコン(山) 紅葉の原野キャンプの旅」
日程: 8月30日(土)~9月6日(土) 8日間
発着場所: ホワイトホース (カナダ)
詳細はこちら

■カナディアンカヌーで下る秋のユーコン原野160キロの旅」
日程: 9月6日(土)~9月13日(土) 8日間
発着場所: ホワイトホース (カナダ)
詳細はこちら

2008-05-08

4時42分または1日1分

5/24のカナダへの出発に向け、国際免許を取りに行ってきた。地味に準備進めてます。

***

「毎日6分ずつ日が延びているんですよ」
とは、アラスカやユーコンのツアーを説明するときに、「北の大地ってば季節の移り変わり激しいから」の一例として挙げる常套句(そして皆驚いてくれるポイント)だが、

アラスカよりずっと南に位置する東京だって、夏に向けて地道に日は延びている。1日1分。その1分が嬉しいし、たとえ街中に住んでいたって、その1分に気づくアンテナを持っていたい。

なんて話をするのも、さっき、「最近、朝、明るくなるのが早いよね~」という会話で盛り上がった友人と、その盛り上がりのノリのままに、早朝トレランの約束をしてしまったので。明日の東京の日の出は4時41分、だそうです。

早起きには勢いが必要。
つきあってくる友よ、ありがとう。

そして、頑張って起きてみれば
朝の森の空気は、気持ちいい。そりゃあ驚くほどに。

***

で、右に書いてある予定を静かに書き換えたのでお知らせです。この夏は、バックパッキングの旅を提案します。

5/21 19:00-20:30 バックパッキングの夕べ(@飯田橋)
8/16-8/23  ボインボイン・アシニボイン・バックパッキングの旅(カナダ)
9/20-9/28  ジョンミューアトレイルとヨセミテ・ハーフドームの旅(アメリカ)


詳細発表まもなく。今年の私のココロの矢印、「バックパッキングを広めよう」に向け、少し前進。広い心で協力してくださる方々に、感謝感謝。

2008-05-04

壁を自由に乗り越えて

カナダへの出発は5/24になりました。

今年の夏こそ、海外でバックパッキングに挑戦したい~!という方、こちらでお待ちしております。飛行機の行き先は、カルガリー/YYC

「ガイドブック通りの、きれいな湖と氷河だったね~、メープルシロップ美味しいねぇ~、キャンプで焚き火楽しいねぇ~」だけじゃない、カナディアンロッキーの奥深い自然をお約束します。あと、文明生活を見直すいいキッカケ、を。初めてでも大丈夫。ご質問、メール、Skypeでお気軽にどうぞ。


***


さて、気ままに日々生きる私は、つい先日、36回目の誕生日を、また迂闊な感じで、するりと迎えてしまったのだが、周囲を見回せば、真っ当な人生を歩み、子育て真っ最中の友人も、もちろんいる。(・・・親のため息が遠くに聞こえるが、無視無視~)

で、幼稚園児をもつ友人の日記に、「迷路のワークブックに挑戦する我が子」という記述があった。

そのワークブックには、立体的な迷路が描かれている。入り口から出口まで、途中、ネズミがいる部屋は通らずに辿り着かねばならない。娘は、ネズミを避けるのは理解したようだが、通路を通らず、壁を無視して乗り越えて線を自由に引いている・・・、ちゃんと問題を理解してなくて困っちゃう・・・、というような、内容だった。

いやー、娘さんに一票。
オトナの固い頭は、壁は迂回しないといけない、と思いこんでしまうけれど、壁は、乗り越えたっていいのだ!移動するのにラクチンな水平の道だけじゃなくて、大変かもしれないけれど、垂直の壁を登ることだって、できるはず!

と、幼稚園児に肩入れしつつ、やわらかな頭を目標に、新たな1年を過ごしていこうと思う、新たな年の始まり。