Northern Light in Yukon, it is just a week ago when I met this beautiful dance... |
被災地に居ないのなら、日常を生きよ、という意見に頷く。
そもそも、この週末は北に行く予定だったのが、全てがキャンセルされたので、ぽっかりと空いた時間なのだった。だから、金曜日のあの午後、ぐらりと足下が揺れて、自分の立っている大地が信頼できないと本能的に感じた生命への恐怖から、非日常に過ごしてしまった。
明日からは、今、自分の前にある日常を、一歩一歩しっかりと生きていく。
今晩は、上弦の月が、西の空に静かにずいぶんと明るく輝いてる。
本日も、昨日につづき、友人がブログに載せていた詩をシェアさせていただきます。
*
生きる 谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
2 comments:
「協力できなくてもどかしい」そんな気持ちももちろんあると思いますが、被災地以外の人々に今できるのは応援、募金、そして一歩一歩各地いろんな形で日本を元気にしていく、というのもとても大切な「貢献」だと思います。それは商店街を盛り上げていくことかもしれないし、近所のつながりを強めることかもしれない。商業に関わっている方々、そして消費者は、できる範囲で普段の経済活動に関わっていくこと、それも日本の将来につながるポジティブな貢献なのではないでしょうか。
国外にいて精神面以外での影響は全くない私も、思いっきり感情的に影響されてニュースやTwitterのアップデートを見てるばかりの週末でした。「生きる」のメッセージをかみしめて、今自分が生きるこの地の現実にはっと戻った気分になりました。
ありがとう。
私もそろそろUstreamにかじりつくのをやめよう。
みんな頑張ってるんだから、自分も自分にできることを頑張ろう。
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