昨年、うっかり優勝した美酒が忘れられずに今年も参加。
富士山の麓で朝霧ロゲイニング5時間。
ロゲイニングがどんな競技か、については、もうこのブログではかなり説明してきたけれど、今年の気分で再度説明すると・・・
「2人以上のチームで手を取り合い、地図とコンパス片手に、等高線と睨めっこしながら薮の中を走り続け、足や服がイバラで傷だらけになっても小さなことは気にせず、コースセッターがニヤニヤしながら隠したであろうオレンジ色の旗を、沢山触って、制限時間ぎりぎりちょっと前に戻ってくる」遊び。ただし、イバラの道が怖いファミリー向けに、街中簡単ポイントも、ちゃんと用意されている。
(←かなり偏りあり。正式な説明はこちらをどうぞ)。
道路沿いでなく、薮の中に隠された、30センチ四方の小さなオレンジ色を見つける難しさを知っている我々チームは、体力勝負に出て、分かりやすい町の中を、バタバタと走り回る。残り1時間半の時点で、あ、このまま街にいては時間が余ると気付き、急遽作戦変更、コンパスと高度計と睨みっこしながら、イバラの道へと、恐る恐る点数を取りに行く。
「この林道、つぎの右カーブ曲がったら5ミリ・・・120m進んで、右に」
「あ、獣道っぽい踏み跡、発見」
「ここから東に直進600m、高度差は50mね!」
と、体よりも頭フル回転させて進んだ先には、ちゃんと地図通りに窪地があり、目指す旗が待っていた!そのポイントは、たった21点ではあったけれど、私にとっては、210点くらいの価値だった。
あの瞬間、私は、「イバラの道は、街の中より100倍刺激的で楽しい」、と気付いてしまったのだ。
結果は、333点で、優勝チームから21点の大差をつけられ、女子2位。
(似合わない大胆不敵なチーム名は、私のことでなく、いつも移動途中で立ち寄る富士宮焼きそば屋の名前です)
女子優勝チーム(オリエンテーリングの日本代表)に、軌跡を描いてもらった。
果敢なイバラ道攻め。美しい。(私たちは左半分の街が多かった)
点数だけでなく、点の取り方で、全く持って完敗です。
だいたいにおいて、道なき道は楽しいものなので、イバラ道、もう少し勉強しようーっと。
*
備忘録:
経路)S-5-6-9-15-(8は小さい点だからとあえて落とす、が落とす必要なかった)-1(早すぎて豚汁できてない。無念だ)-3-10-29-14-17-30-32-25-16-13-(この辺で4も飛ばすが、走力あれば取れる位置)-22-23-19-(ここで残すのが1時間半。予定変更、薮へ)(でも7と20は自信なくて取らなかった。ルート上なのに!)-21-12-11-goal (TTL:333, 35km ) (計算ミスと走力不足と読図力不足で落としたのが、8,4,7,20=39PT)
反省:マイクロ読図力がまだまだ足りない。地図上3mmの地点まで近づいて探すのではなく、1mmも誤差なく旗に突進できるように。
将来の自分への申し送り:迷いなくCPへ辿り着く。もっと時間ぎりぎりに使う。タイツと服は、破けても悲しくならないボロ服を着る。ファーストエイドキットは、重たくても持って行く。水は500cc、足りなければ途中で追加。メンバーで持ち物共有。一人が水ならもう一人はコーラ!ゴール付近は最後の時間調整に取っておいて良し。コンパス落として壊れたが、落とさない工夫を。
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