TMB route: Mont-Blanc from Italy |
シャモニーとモンブラン山塊。この周りをぐるり。 |
私のいえの窓から、建物と電柱に挟まれた、1本の木が見える。
毎朝、見る度に、若葉がぷわーっと出てきて、その緑色は濃さを増していき、季節は、わたしの(今年特有の、取り残されたような)気持ちになんか関係なく、ぐんぐんと、確かに夏へ向かっているのだ。
気付けば何の予定もないGW(と誕生日)は目と鼻の先で、
先週土曜日の25度という暖かさ(暑さ)は、「夏がもうそこまで来ているよ!」と実感させ気付かせてくれるのに十分な温度だった。
夏。
昨年同様、前半戦は、ヨーロッパアルプスを彷徨うことにした。暑い日本よサヨウナラ。
*
というわけで、昨年は2回ぐるぐると歩いて、とても気持ちのよかった170キロのロングトレイル、今年もまた、新しいチャレンジャーを募ります。
3カ国をまたぐ170キロを、自分の足で踏破する(今回は途中バス移動も入るけど)体験は、今年一番のチャレンジになるのは間違いなし。でも、これは決して厳しいだけの旅ではなくて、アルピニズム発祥の地のこの地域で、きちんとした文化として成り立っている「優雅な」トレッキング・リゾート先進国の醍醐味の中での旅だということ、忘れちゃいけない。
フランスのシャモニーをボンジュールとスタート、国境となる峠を超えイタリアに入った後はボンジョルノと羊飼いの少年に挨拶、
道路工事のおじさんお茶休憩中の横を通りすぎると、自家製のパテとワインを味わっていきな、と呼び止められる。ああ、こんな大雑把なのにレベル高いワイン・・・。
夕食までは自由時間。上着を脱ぎ捨て、氷河を眺めながら日光浴。
宿泊は山小屋。山小屋といっても、日本のソレとはだいぶ異なり、かなり快適。1人1ベッドあるし、シャワーあるし、夕食は3コースで最後チーズだし、ワインは1Lで1000円だし(山の中なのに!)
アラスカの、キャンプ場ですらない、ミニマムキャンプを基本と考える私にとっては、ヨーロッパのこの山小屋は、5つ星ホテル並みの優雅さ。寝食が提供されるので、荷物は30Lのバックパック一つでいいしね。身軽。気軽。
そろそろ夏休みがチラリと頭をよぎった方、TMB(ツールドモンブラン)を候補に入れてみてはいかがでしょ?標高1200m、涼しいヨーロッパアルプスの麓町で、お待ちしております。
詳細、お問い合わせは、ユーロトレックまで。
昨年の写真いろいろ。
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