2008-06-25

岩の住人・2

Hoary Marmot @ Stanley Glacier, Kootenay NP, Canada


「我が岩穴(=うち)に寄ってく?」と、手招きされた。いや、ホント。

岩の住人・1

Hoary Marmot @ Stanley Glacier, Kootenay NP, Canada


この地に来て、野生動物たちにワンサワンサと出会う。毎日毎日。

2008-06-24

夏至の涙

@Mount Revelstoke NP, B.C. Canada

「朝陽と夕陽に輝く山々の写真を撮りたい」と、お客様は希望を出す。が、北の国のしかも夏至の日、それは、なかなか難しいご希望ですぞ。


*

山を越え谷を越え、ロッキーの西、ブリティッシュ・コロンビアにやってきた。

雨上がりの午前中、雨粒を受けた新緑まぶしいレインフォレスト。乾いた土地、ロッキーから降りてくると、木々が発する濃い匂いに咽せそうになるほどに、この場所は、森全体が瑞々しい。


(あ、あと、オカナガン・ワインが美味しい)

2008-06-18

錯覚

Bow lake @Banff NP


南の島・・・カリブ・ケイマンの海も、確かこんな色だった。
でもここは氷河湖なので、熱帯魚はいないよー。

手軽に

Bow glacier falls trail @Banff NP


駐車場から散歩気分で1時間。
という気軽さで、氷河の麓に辿り着ける。

Wapta ice fieldを臨む

伝える・伝わる

メモです。

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「コミュニケーションというのは、要するに何かを伝えることだけど、その前提として、ひょっとしたら伝わらないかもしれない、と思うことが大事だって、本で読んだことがある。ひょっとしたら伝わらないんじゃないか、みたいな気持ちがあれば、じゃあどうすれば伝わるんだろうと考え始めるわけだよね。

・・・宝石のデザインというのも、コミュニケーションだと思うんだ。自分のデザインで、見る人や、お客さんに何かを伝えるわけでしょう。だから、奇をてらうっていうか、変わったデザインで、単に目立っても、意味がないんだよね。この指輪は変わってるねって言われるために、デザインしているわけじゃないんだからね。

この指輪はきれいだとか、この指輪は魅力的だね、って言ってほしいわけだから、自分がデザイン的にやりたかったことが伝わらないと意味がないわけ。

相手に伝わらないと意味がない、それがすべてだと思うな」


2008-06-17

たんぽぽうまい

Bow Valley Parkway (Highway 1A) / Banff NP


たんぽぽを無心に食べ続ける雄エルク。望遠レンズないので撮ってないけど、この10分前にグリズリー母子が、やっぱりたんぽぽを食べていた。

バンフからレイクルイーズに抜けるには、高速道路Highway1 と、旧道(側道)の選択肢がある。ほとんどの観光バスは、高速を使う。が、野生動物に会いたければ、時間の流れのゆっくりな、この旧道をぜひとも走るべし。

湖畔にて

Bow glacier falls trail @Banff NP

駐車場から1時間も歩けば、人気のない世界に入ってしまえるその手軽さが、この場所の魅力のひとつかなー。人気はないが動物気が増える。

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一緒に歩いた同僚の、写真のセンスにヤラれました。

2008-06-16

無駄ひとつない

Elk @Banff NP


エルクのアントラー、むにょむにょ生えてきました。夏だ。

*

「アントラー」な種類の角は毎年生え替わる、という話はこの間書いたが、その続き。


1mもの立派に育った角を、なぜ毎年落とす必要があるのだろう。そのままキープしておけばいいのに?

と、そういう疑問をひとつひとつ丹念に調べる毎日を送っているinterpreter見習い(=私)なのだ。そりゃもう、脳みそ刺激されまくりの面白い毎日。(貧乏生活だけど)


さて、角。
人間の男性は、気になる女性にどうやって自分をアピールする?

お金を使って裕福さを示す?雑誌で研究したカッコいい服?鍛え上げられた厚い胸板?溢れ出る教養と知識?(・・・ええっと、私の場合は、その人の内面に入っていきます。向上心・慎み深さ・自分を信じている強さを持った人がいいです。あ、そんなこと聞いていないですね。はい。)


人間なら、いろんなアピールのしかたがあるのだろうが、ここ厳しい自然界では、「健康で強い」という指標しかありえない。ひ弱なオトコは嫌われる。

が、あいにくエルク社会には、健康診断してくれる病院がないので、自分の角で、「今年どれだけ俺が健康で頑丈で強くて大きいか」を誇示する必要がある。そう、角はオスエルクの健康診断書。メスは、その角をみて、「ああ、この人の子供なら産んでもいい・・・」とヨロめく。

なるほどなるほど。

では、落ちた角は、いったいどこに消える?エルクは、ここではメジャーな動物で、バンフやジャスパーのキャンプ場では、しょっちゅう見かける。あれだけの数の角が毎年落ちていたら、このあたりの地面は角だらけじゃないの?

犯人は齧歯類。彼らが、この落ちたツノをガリガリと囓り、貴重なカルシウム源としている。




おおおお。
す、すごくない!???

自然界には無駄なことなんてひとつもなくて、全部のできごとには必要性があって、全部が微妙に絡み合って、きれいに循環しているんだ。

このエルクの話だけじゃなく、たとえば、夏冬生え替わる羊の毛は、リスが「羽毛布団」として巣に持って帰るだとか、カタクリと熊とアリの三角関係、とか、山火事がおきないと種が発芽しないロッジポール松とか、豊かな土壌を作り出すビーバーダムとか、もしかして、今まで私が知らなすぎなのかもしれないけれど、美しいくらいに、無駄なく関連しあって、この地球という惑星は成り立っている。

「熊すごーい」
「ビーバーかわいいー」
「この花きれいー」
「山高いー」

だけじゃなくて、その裏を知れば知るほど、目の前の自然は、ストーリーをもって鮮やかに動きだす。


カナディアンロッキーという、世界遺産でカナダ最初の国立公園を職場にしている今は、この生態系の絡み具合を、毎日肌で実感できてしまうのだから、

より深く知りたくて、勉強に熱が入って、つい睡眠時間が減ってしまうのも、まあ、しかたない、よね。



*

夏のロッキーも秋のユーコンも、今年は、今までよりももう少し深く旅できる気がします。自然の声を聞きに、ぜひ遊びにきてください。

6-8月 カナディアンロッキーを歩こう
8/16-23 アシニボイン・バックパッキングに挑戦
8/30-9/6 紅葉のユーコン北極圏へ