2011-08-06

お土産はスイスチョコ1.6kg


ヨーロピアンのライフスタイルは、クリエイティブで、落ち着いていて、頑固で、優雅で、カッコいい。山や森にいる時間と同じくらい、彼らの生き方を垣間みる時間は、貴重な学びの場。友達の故郷を訪ねて三千里。ショートトリップしてきた。





ユーコン犬ぞり友達、トーマス in Swiss。





ルツェルンから1時間。イタリアへ繋がる峠のふもとErstfeld。
チロルよりも、さらに急峻な谷間の小さな村。

トーマスは、ガールフレンドと犬1匹と、6つくらい部屋がある大きな家に住んでいる。仕事は大工で(だから自宅のテーブルや椅子は全部彼の手作り)、趣味はエレキギターとMTB。数年に1度、冬の間だけ仕事を休んでユーコンに渡り、犬ぞりのレースに出ている。




古民家を改装した大きな家。
庭には、ぶどう、レモン、リンゴ、と果実がたくさん。
「そりゃ、食べられるものの方が、いいでしょ?でも、ジャパニーズモミジもあるよ」





内装は一転、IKEAのモデルルームかと思うほどに清潔でポップでシンプル。むー、意外なオシャレ具合。





「スイスらしい食事を味わってもらおうと思ったんだ」
牛肉のシチューとジャガイモの細切炒め。





近所の森を散歩。
美しい花崗岩の岩肌。アウトドア天国、ここにも。





トーマスは、すごく優しいお兄さんだ。

「スイスのチョコレートを用意したよ」と400gの板チョコ4つをお土産とに渡され、バス乗り場で、「あ、リョーコ、もしかしてスイスフラン持ってないね?」と鋭く気付き、
大丈夫だからと断る私の手に、無理矢理10フラン札を握らせる。
・・・ああ、この包容力。わたしといえば、何もできない小さな女の子になった気分。


「わざわざスイスに来てくれてありがとう」、って。

とても温かで気持ちのこもった歓待をうけ、ありがとうを言うべきは、私なのに、まさかお礼まで、先を越された、情けない私だった。

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