「河の流れはさまざまなことを感じさせてくれる。命、人生、旅、地球・・・、自分はどこから来てどこへ流れていくのだろう。そういう思いをもって河の流れを見つめていると、自分の気持ちが、その流れに溶け込んでいくような、奇妙な感覚をおぼえる。静寂・・・。風にそよぐ樹木の葉の音だけが聞こえる。・・・
「人間だけではない、すべての生き物がこの河によって生かされている。アラスカの動脈、生きている河だ。これこそ自然の河である。ときには、河の強大なパワーで川べりがそぎ落とされていく。100年に一回は氾濫をおこし、何もかもを呑み込むという。自然の猛威の下では人間は無力なのだということを、ここに住む人たちは、大昔から知っている・・・」
帰国から1ヶ月、まだまだ密かに続く犬ぞりマイブームの影響で手に取ったこの本は、犬橇を通しての、作者の極北への想いが綴られていて、すっかりはまってしまい、飛行機の中でひとり脳内トリップしてしまったよ。
この本、犬橇ファンそして、極北を愛するすべての人に強くお勧めします。
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犬ぞり物語なのに、あえてユーコン河の記述を抜き出したのは筆者の作為。腹黒いのだ私は。
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