2009-03-13

新宿の雑踏にアラスカの風が吹く

朝。
テント越しに感じる暖かな太陽の光。夜明けだ。

眠い目をこすりながら、おぉ寒い寒いと寝袋にくるまったまま、入り口のジッパーを(ジッパーが布を噛まないように気をつけてそろそろと)開けてみると、

広がる世界は全てピンク色に染まっていて、

ひょろ長いスプルース生えるツンドラの
だだっ広い大地の広がりの中にぽっつりと

ムースのシルエットが浮かび上がっていた。

ああ、この景色に出逢えて、よかったな・・・
寒い思いして
重たい荷物担いで

こんな場所までやってきた甲斐があったな・・・



という夢想をしばし繰り広げた、
コニカミノルタプラザの展覧会の片隅。


写真はもちろんだけど、私はソノハラさんのやわらかな声が好き。アラスカの音がする。



園原徹写真展
ALASKA PEACE ON THE LAND
@新宿 
3/23(月)まで

3 comments:

Anonymous said...

>(ジッパーが布を噛まないように…

いつも強引にやってしまおうとして、失敗する。

Anonymous said...

この園原さんって、私が初めてアラスカに行った時(1994年、、、ああ、もう随分昔の話になりました)、飛行機の中で出会った人に似てるんだよね。あの時、「アラスカで写真撮ってる」って言ってたのを覚えてます。私は当時、小さなカメラしか持ってなかったんだけど「アラスカを旅したら、きっといいカメラが欲しくなるよ」って言われて、で、実際そうで、帰国してすぐにNikon FM2を購入した、、、という思い出があります。あの最初の旅では、いい出会いがたくさんあって、今自分がユーコンに住んでいることに繋がっています。懐かしいなあ。

Anonymous said...

今、写真展のHP見てて、ちょっと若い頃の写真見て、私が会ったのは、多分この人に間違いないなと思います。あの時、「まだ駆け出しだけど」って言ってたなあ。これだけ長い間、ある場所に魅せられて、写真を撮り続けてるって、凄いよね。私が日本に到着するのが24日、、、。1日遅れで写真展を見逃してしまいます。残念!!!