2009-11-20

アートは一瞬一瞬に宿っているものなのだ


▲犬橇キャンプ、さよならの挨拶のときに、SAKURAが私に見せた表情。この写真みるたびに、今でも涙。(2009.3 Yukon, Canada)

昨日のスライドショー、30名弱のご参加、ありがとうございました。イベント後も、参加者の方と話は尽きず、最後は夜11時過ぎまで、話し込んでしまいました。楽しかった!

おかげさまで、来年の犬ぞりキャンプのお申し込みも順調にいただき、ただいま、残席2名となっております。ご検討中の方、決断はどうぞお早めに。



さて、昨日のイベントで、わたしは犬ぞりキャンプの情報をお伝えしたら、お返しに、参加者のひとりから、気になる人物を紹介していただきました。こういう偶然の出会いと情報は、「縁」というか、とても貴重なものだと思うのです。

その名前は、実は、ここ数日、他の人からも聞いていて、頭の片隅で気になっていた人物。現在来日中で、明日が東京で最後のイベントだ、ということで、この機会は逃すまい、さっそく行ってこようと思います。(こういう瞬間に、あ、東京にいることも悪くない!と認識できる)

なんていったって、私が昨日伝えたかったこと、アラスカに教えてもらったことは、ここに、簡潔に完璧に、言い表されているのだもの。

まったく同じこと、一緒にムース料理食べながら、フェアバンクスのベルマは、いつだか話してくれたっけ。「車を降りて、歩きなさい」って。

昨晩試食にだした、アラスカ母さん手作りブルーベリージャムも、私が山の中で窮地に追い込まれてつくった箸も、全部ぜんぶ、一本の糸のように、ここにつながっているじゃない?




「アートは美術館にあるものじゃない
毎日の生活、一瞬一瞬に宿っているものだ

呼吸すること、歩くこと、食べること、耕すこと
全てに美しさを見い出し、心を込めて行なうこと
全ての人が特別なアーティストなんだ

アーティストの能力をみんなが持っているのに
それを冬眠させてしまっている


目覚めさせるためには
私たちは自然との関係性を取り戻さなくてはならない
そのためにはどんなに忙しくても自然と向き合う時間を
日々の生活に持つことが大切だ

コンピュータの前で何時間も過ごすのでなく
意識的に時間を作って、無心に自然の中を歩くと良い

またアーティストでなくなってしまったのは
私たちが消費主義に支配されているからだ
消費やお金が、アートや想像力を奪ってしまう

生活に必要なものを買うのではなく
想像力を働かせ、手を動かし、喜びを感じながら作ろう」

--サティシュ・クマール氏。
引用は、この夏、一緒に仕事させていただいた、kokoさんのWEBサイトより。



11/21(土)
平和フォーラム2009 Be the Change
 “おかげさま”からつながる世界 
場所:本願寺築地別院
詳細は ナマケモノ倶楽部

1 comment:

らぐじ~ said...

すごいな。昨日の説明会の効果テキメンでしたね。