2009-04-30

東京のカナディアンロッキー


@家から290円でたどりつく多摩湖・狭山湖。一周21k。



こんな、住宅街の脇にあるナンチャッテ人造湖なのに、遠くの山並みと豊かな湖面をみると、(多分この瑞々しい新緑と空気感が手助けしてくれて)、遙か彼方、カナディアンロッキーの日々を思い出す、想像力相当逞しい私だ。



カナディアンロッキーは、どこまでもどこまでも、峻険な岩山と不思議な色の湖の数々。ガイドブックには載っていないその奥のトレイルを紹介したいと、走りながら考える。



新緑の時期は、木々から「生きていく」若くて強いエネルギーが発散されていて、その「気」を浴びながら走るのは、果てしなく気持ちよい贅沢な時間、です。

乾パンからケーキへ


@青梅、高水山への途中。 くぬぎ&檜のアーチ。
と書いてから2ヶ月後、ようやくケーキを食べる日がやってきたよ。(願いは、口に出す&書いておくものだ)

再会

ふと気づくと
遠くに住んでいる友人の方が
近くに住んでいる友人よりも、頻繁に会って話している。

近くに住む友人は、「いつでも」会えると思うから、「いつまでも」会えない。


最近、懐かしい友人との再会がパタパタと続きます。
嬉しい。


「初めて会った人にはいつものように
 いつも会っている人には初めてのように」

とは、どこに書いてあった文章か。



数ヶ月、数年ぶりのブランクの時間を無視せず
もうそのブランク分、互いに知らない人に変化しているのだから
空白を、パズルのようにゆっくりと探しながら埋めていく
会話の時間を大切に。

2009-04-28

西向きの窓

▲カナディアンロッキー下宿先の家の窓からThree Sistersをのぞむ


我が家の窓は西向きだ

南向きよりも値段が安かったから、と、いう理由で選んだこの部屋の

この窓から見える景色は

隣の家の
屋根と
電柱と
遠くに練馬区役所のビル



去年の夏、滞在していたカナディアンロッキーの下宿先では、その街のシンボルの山、スリーシスターズが真正面に見えるように家が設計されていた。窓枠が絵の枠のように、完璧な姿でロッキーの勇姿を毎日毎日堪能できる


そういえば
アラスカやユーコンの友人たちは誰もが
「テレビはいらないけれど窓からの景色はとても大切」と
口を揃えて言う



それに比べて
ココロの狭い私が
金額を理由に選んだこの部屋のこの窓
なんとつまらない景色だろうと
決めつけていたのだけれど

一昨日は、藍色の空に月齢1の月が
昨日は、パステルカラーの桃色の空に月齢2の月が

尖ったナイフのように鋭い光を投げかけていた


狭い狭い限られた空ではあるけれど、
夕暮れを堪能できる
西向きの窓は

実は意外と悪くない、のかな?

2009-04-25

【ツアー発表】鯨の唄を子守歌に眠る


2008年の冬、フェアバンクスのバーで聞いた話がどうしても忘れられず

私も、鯨の唄を子守歌に眠りたい、と、

新たな旅を企画しました。

限定8名様。

決して安い旅ではないけれど、
この1週間で感じられる瞬間瞬間が、
今後の宝物となって、
あたたかく、
 あたたかく

きゅぅぅっと
心の底に残るはず。



「氷河を海から眺めたい! 夏のアラスカ シーカヤックキャンプ」
~ シーカヤック、原野キャンプ、氷河、海の野生動物 ~

最短日程:8月9日(日)~8月16日(日) 8日間

やっぱり森が好き




冬の間、アスファルトを彷徨っていたが、春になったので、そろそろ山復帰。

丹沢の麓。大山。

日本の里山独特の霞がかった春の景色
新緑のえもいわれぬ淡い淡い緑色
シングルトラックにキラキラ光る木漏れ日のダンス

トレイルランニングには最高の条件が揃った、4月半ばの長閑な休日。


やっぱり森が好き。
(← cf. 恩田3姉妹)





あ、靴が半額どうしよう

北緯13度の・・・


北緯13度の生き物。
蟹。なまこ。
熊やムースはいなかった。



北緯13度のグアム、
今まで、グアムなんて海外初心者がいくところ、フン、ってな感じで見向きもしておらず、この度、ようやくの初上陸だった


・成田から3時間のフライト
・時差1時間
・オフシーズンには驚きの安さ(しかも今乾期だし)


と、息抜きの軽いご褒美としては、なかなかどうして、悪くなーい!




成田発グアム
関空発グアム
【格安航空券】最短で出発前日14時まで直前予約OK!海外旅行はスカイゲート

北緯13度の散歩

暑い。
暑いぞ。

歩ける&走れるのは、日の出・日の入り前後2時間だけだ。

北緯13度の太陽

夕方6時半、赤道に近い太陽は、

すとん

と音を立てて、真下に沈んだ。

そしてすぐに訪れる星空。

2009-04-24

北緯13度の昼寝


この冬、酷使した足に、ささやかなご褒美!

河の流れに溶け出す気持ち

「河の流れはさまざまなことを感じさせてくれる。命、人生、旅、地球・・・、自分はどこから来てどこへ流れていくのだろう。そういう思いをもって河の流れを見つめていると、自分の気持ちが、その流れに溶け込んでいくような、奇妙な感覚をおぼえる。静寂・・・。風にそよぐ樹木の葉の音だけが聞こえる。・・・

「人間だけではない、すべての生き物がこの河によって生かされている。アラスカの動脈、生きている河だ。これこそ自然の河である。ときには、河の強大なパワーで川べりがそぎ落とされていく。100年に一回は氾濫をおこし、何もかもを呑み込むという。自然の猛威の下では人間は無力なのだということを、ここに住む人たちは、大昔から知っている・・・」



帰国から1ヶ月、まだまだ密かに続く犬ぞりマイブームの影響で手に取ったこの本は、犬橇を通しての、作者の極北への想いが綴られていて、すっかりはまってしまい、飛行機の中でひとり脳内トリップしてしまったよ。


この本、犬橇ファンそして、極北を愛するすべての人に強くお勧めします。







犬ぞり物語なのに、あえてユーコン河の記述を抜き出したのは筆者の作為。腹黒いのだ私は。
 ↓

残席まだまだあと10!! 大募集中
「カナディアンカヌーで下る秋のユーコン原野 160Kmの旅」
日本発着最短日程:9月5日(土)~9月13日(日) 9日間
詳細は こちら

2009-04-19

【ツアー発表】秋、カヌーでユーコン川を下る

早くも5年目となりました。ユーコンカヌー。大好きな企画のひとつです。

人気のヒミツは、多分、「漕がなくてぼーっと船の上で昼寝していても進んでいく緩さ」だと思うのだけど・・・。どうかな。

初めてカヌー、初めてキャンプ、でも大丈夫です。(そのために私やガイドがいるのです)。なぜキャンプかといえば、この地を一番よい形で旅するには、車から降りて、ホテルから離れて、という形が必須だから。

1週間、文明から離れてのキャンプが終わった後、道路を走る車の音は、ジェット機が滑走路を行くくらいの轟音かと思うくらいに、五感が敏感に研ぎ澄まされている。

あと、久々のお店で、お金の使い方を瞬間忘れてしまう人がでてくるほどなので、

文明生活に戻るのに、数日、いや数週間のリハビリを覚悟できる方限定、11名を募集します。




「カナディアンカヌーで下る秋のユーコン原野 160Kmの旅」
~ 原野(Wilderness)でのキャンプ体験、カヌー、焚き火、釣り、川に映るオーロラ ~

■日程:
2009年9月5日(土)~9月12日(土) 8日間
*日本発着最短日程:9月5日(土)~9月13日(日) 9日間

詳細は こちら
 


■ユーコンを語ろう(ツアー説明会)
5/14(木)19:00-21:00
地球探検隊オフィス(新宿御苑)
参加費 無料
詳細まもなく

2009-04-17

この場所でご飯が食べたいのだ



8/9-8/16
Alaska Sea Kayak Camp
「地球探検隊」にて近日発表予定



■アラスカの夕べ(シーカヤックとか氷河とか)
4/22(水)19:00-21:00地球探検隊オフィス(新宿御苑)
参加費 無料
詳細 http://www.expl.co.jp/event/yube/index.html


■ユーコンを語ろう(犬橇とかカヌーとか)
5/14(木)19:00-21:00地球探検隊オフィス(新宿御苑)
参加費 無料
詳細まもなく

2009-04-16

Wish List 2






春に書いたWish List
、今読みなおせば、ちゃんといくつかは実現させたよ。

というわけで、夏のWish List追加(補足)

1.
・氷河の崩れる音を聞きながら眠る
・氷河のカケラでオンザロック(掬う網を持って行かねば)
・できれば鯨と友達になる。アザラシでもいいけど
・久々にアラスカの地を踏む!


8/9-8/16
Alaska Sea Kayak Camp
「地球探検隊」にて近日発表

2.
・・・中途半端な写真をもっとどうにかする

速く走りきらないと逃すぞワイン



春だから、ね。

・満開の桃の下で弁当食べながら花見
・地元産のワイン飲み放題
・地元の旅館の温泉でのんびり
・(と、その前に21.0975KM、標高差150mほど移動)

という、楽しそうなイベントに、友人を上手にそそのかして参加。


感想

1.ハーフなら2時間切って普通に走れるようになっているじゃないか体力ついたぞ私

2.もうそろそろ街を走るのは暑すぎるので山に戻ろう

3.走った後にはどちらかといえば桃やブドウの「実」のほうが欲しくなる→秋の大会にでなくては→一緒に遊んでくれる人を探せ

4.さっさと走らないと、(まさかの)ワイングラス売り切れの緊急事態が発生する恐れあり

5.ETC1000円効果? 他県ナンバーであふれかえった日曜日の午後、中央高速上りは要注意。



Mush dog Mush!




2009-04-10

【イベント】この夏涼しい場所へ旅したい貴方へ


▲(カナダ最高峰)Mt. Loganを臨むキャンプで浮かれ中


ゴールデンウィークですらまだだけど・・・
この夏の旅先は決まった?

疲れた都会生活の心に水をやるような、

世界観変わってしまうような
少し思い切った体験をしてみませんか?

北米の大自然を体感しに一緒に旅しましょう。



↓↓ まずはこのイベントで情報収集を ↓↓

■ 生涯感動の旅 旅行説明会 ■
(残念ながら私は当日はおりません、が、ローガンキャンプやります!)

4/12(日)14:00–16:00
モンベル渋谷店
参加費 無料
主催 生涯感動の旅 株式会社ism
詳細 http://shogai-kando.com/aprevent.pdf (pdfファイル)



■ 地球探検隊 オフィスで月イチパーティ 4月 ■
 (最近始まったこのパーティ。わたくし犬橇話ししたく初参加) 

4/17(金)19:00-22:00
地球探検隊オフィス(新宿御苑)
参加費 ドリンク、フード1品
主催 (株)エクスプローラ地球探検隊
詳細 http://www.expl.co.jp/event/party/index.html




■ 地球探検隊 アラスカの夕べ ■
 (今年の夏は、アラスカ氷河をバックにカヤックキャンプ 発表!) 

4/22(水)19:00-21:00
地球探検隊オフィス(新宿御苑)
参加費 無料
主催 (株)エクスプローラ地球探検隊
詳細 http://www.expl.co.jp/event/yube/index.html




■ 地球探検隊 ユーコンの夕べ ■ 
(秋のユーコンカヌーキャンプの説明会しなくちゃ)

日時未定ですが、近日中にやります
地球探検隊オフィス(新宿御苑)
参加費 無料
主催 (株)エクスプローラ地球探検隊

直球で心をぎゅうと



今回、「犬橇で春のユーコンをキャンプ旅」ツアーを企画した最初の狙いは、秋のカヌーに代わる、この土地に根ざした移動手段で原野を旅したい、そういう旅のなかで出逢えるオーロラは、きっと、普通にロッジからみるよりも、印象深い出逢いだろう、というあたりだった。

蓋を開けてみれば、この旅は

「犬」

だった。(なお、私は生まれてこのかた、犬を飼ったことはなく、犬は、まあ猫よりは好きだが、それほどに思い入れがあるわけではない。そして、この「犬馬鹿」っぷりを発揮したのは、私だけでなく、今回の旅に参加してくれた6人全員に共通する症状。)

旅が終わり、街に戻る直前、犬小屋をまわり、「うちの子」(橇をひいて一緒に旅してくれた5匹の犬)たちに、さようなら、ありがとう、の挨拶をする。

驚いたことに、みんな皆、誰もが、別れをちゃんと理解してくれていた。お腹を見せていつまでも甘えてきたり、去ろうとすると手をさしのべてきたり、日頃は恥ずかしがり屋で犬小屋から顔ださない子も、このときは素直に出てきて優しくキスをしてくれる。

あまり時間はないのに、どの子とも離れがたく、私は揺さぶり続けられる自分の感情に戸惑いながら、その場所にたたずむ。

遠く母屋から夕食の美味しそうな匂いがあたりを満たし、犬たちのおこぼれに与って、妙にころんころんと太ったワタリガラスがカラカラと楽しそうに歌う。極北独特の緩く柔らかな夕陽が差し込み、一面オレンジ色に染まったケネルで、犬の少し熱い体温を感じながら過ごした最後の日のあの1時間は、今思い出しても涙でてきそう・・・。

大好きな恋人と過ごしているような、ふわふわと幸福感に包まれたあの時間は、いったい何だったのだろう。

普段、人間同士のつきあいは、言葉や照れやプライドや服や、いろんなもので感情をオブラートに包んで相手に差し出している。でも、犬たちには、そんな面倒くさいオブラートは存在しないから、自分を何重にもくるんでいる殻をすべて通り抜けて、心のど真ん中をいきなり鷲掴みされてしまい、だから、準備できていなかった私は、動揺してしまったのだ。

私が犬たちと過ごしたのは、たった1週間だったけれど、一冬をこの犬小屋で過ごしたyusuke君は、いったい犬とどうお別れしてきたのだろう?

背中は語る

犬橇旅のおもいで

1.
川が高速道路だとするならば、旧街道のような趣あふれるのが、森の中。

ひょろりとしたスプルース、葉っぱのないアスペンの森の中を走るトレイルは、左右はふかふかの新雪で、そこに無数に点けられたウサギ・リス・ムース・・・といった動物の足跡。足跡があるから、ではなくて、木々のざわめきの隙間から聞こえる鳥の鳴き声を聞くから、ではなく、その森の中の空気すべてが、生き物の気配で充ち満ちている、あの濃い空気感を走り抜ける時間。


2.
カーブ続く、見通しの悪い緑の森の中を1時間走り、突如やってきた急な坂を駆け下りたあとに

パァァーーーーーーーーアアアッ

と、一瞬にして視界がすべて開け、ユーコン川の上にでた瞬間。空の青と川の白、遮るもののない、上下2色の世界に躍り出た、あの瞬間の爽快さ。


3.
キャンプの夜は、オーロラも・・・、まあ、みた。見えた。

でも、「オオカミ出るから、夜トイレに行くときは気をつけて」と言われたそのキャンプ地で、テントでなく外で、橇の上で寝袋にくるまって眠ったあの夜は、

すぐ隣に、一緒に旅してきた犬たちの寝息と気配があるなかで、安心してユーコンの大地にくるまれて眠ったあの夜は、

オーロラ見るよりも、地球を感じた夜だった。


4.
高速道路(川の上のトレイル)を自転車のスピードで安定走行しているときの犬橇は、流れゆく景色を楽しむには最高の時間(これは、カヌーの上でのんびりしているときに近い感覚。)

そう、春分を過ぎ、夏に向かって動き出す力強い春の景色を楽しめる最高の時間なのだが、それでも、一番見ていたのは、今回の写真のように、犬たちの背中、だ。

「うっひょー、今日も雪の上を走るのは楽しいねぇ」
「いい天気だしねー。少し暑いけど」
「あ、私ちょっと疲れてきた・・・かな・・・」
「え、おまえサボってんなよ。ライン弛んでるだろ」
「(後ろ向いて)、あ、僕、うんこしたいかも。あ、あ、橇止めて~」


という会話に耳を傾け、背中を見ている時間が、

今回の旅の、一番の思い出。

毛穴開かない


思いかえせば、ほんの10日前は、冷凍庫のような寒さのなかでキャンプしていたわけだし、

今日の東京の最高気温、24度という真夏か!な気温に体の細胞も毛穴もついていけず、(数年ぶりに)風邪を引いてしまった、というのも、

まあ、しかたないのでしょうか。




鼻水ずるずるだ。

2009-04-08

一流アスリート a.k.a.QuestDogs

Yukon Quest  Course Map



最近、積極的に長距離レース出るようになって、こういうコースマップを見て少しだけ想像できるようになったのだけど。

最近、「70kを12時間」のレースに登録してしまい、スタートまで1ヶ月を切って、不安高まるこの頃なのだけど。

だからこそ、名前だけはよーく知っていた、「アラスカ~ユーコン間を犬橇レース」ユーコンクエストってば、改めて考えると、いったいどれだけ過酷なのよ??と、想像すればするほど、笑えてくる。


気象条件: 北緯64度の2月(=「寒く厳しい時期」・・・の最上級と理解)
距離:1600km
時間:9日間 23時間20分(2009年優勝者の場合)


このレースを最初の回から20年以上も参加しつづけてきた(そして優勝経験もある、この世界の大御所)のが、今回お世話になった、Muktuk Adventureのオーナー、フランク・ターナー氏。今回は、別のツアーに出ており、食事のときに話をするくらいしか機会はなかったけれど、会話の節々に、書き留めたい言葉がこぼれ出てきた。


「犬が好きなんだ。レースが、じゃなくて、犬が好きで、その延長に、レースが、そしてこのツアー会社があるんだよ」

「ユーコンクエストの醍醐味は、犬14匹とひとつのチームになること。一体感というか・・・、good teamになれたときの、あの感覚は、とても言葉では説明しきれないな」

「勝つコツ?自然に逆らわないことさ。自然は、きれいな、優しいだけではない。一番厳しい峠、Eagle Summitでブリザードに出会うことだってある。そんなときは、対抗しては、打ち勝とうとしてはだめだ。大自然を受け入れること。そして何より、この場所の自然が大好きなこと」


もうひとつ言えば、今回一緒に1週間遊んだ可愛い「うちの子(犬)」たちも、この1600Kのレースに出場している「Quest Dog」なわけで(首輪にメダルがついている)、そういえば、すごくマッチョで格好良い体格だ。走るのがあれだけ大好きなのも頷ける。

犬たちには普通に遊んでもらったけれど、「犬橇界のイチロー」である彼等を独占できたなんて、考え方によっては、ものすごく光栄なこと。彼等の後ろ姿から、「大地を蹴って走る楽しさ」を教えてもらえた。


「一流アスリート(犬)たちとユーコン川を(橇で)旅する」企画は、次回、2010年3月開催予定!



ついでに。

まだお会いしたことないけれど、この鉄人冒険レースにもう3度も参加している、同い年の日本人女性がいる。本多由香さん。彼女の「私の犬たち」紹介ページからは、犬へのどうしようもない愛情が、行間から滲み出ている。

いつかきっと会えますように!(←wish list追加)

2009-04-07

犬橇のある風景2

@Muktuk Adventures, Yukon

犬橇のある風景


@Muktuk Adventures, Yukon


ユーコン川を旅する。

半年前は、カヌーで浮かんでいた場所に、今度は、犬橇で。

川は、ゴールドラッシュ時代のハイウェイ。

うちの子じゃないけど2

@Muktuk Adventures, Yukon

先頭は、知能派。落ち着きはらって、周りの空気に流されないリーダー犬。
最後尾は、体力派。橇につながれると大興奮し、「行こうぜ行こうぜ、早く走ろうぜ」なヤンチャたち。



日本に戻ってきてすぐ、4月最初の数日間、社会人新人研修の仕事に携わった。チームビルディングのゲーム監督をしながら、橇の犬たちを、密かに思い出してしまうのだった。

うちの子じゃないけど

@Muktuk Adventures, Yukon

Mars。
大きくて力持ちで逞しく、しかし相当な臆病者。


100匹もいる犬たちは、最初は「黒い」「白い」「大きい」「小さい」だけの、外からだけの識別方法だった。こんなに沢山の(同じ顔した)ハスキーたちを、ちゃんと見分けられるガイドたちの能力は、神業だとしか思えなかったのに。
一緒に旅していたら、いつのまにか、性格で個体識別できるようになっていった。

春眠暁を覚えず(うちの子が7)

@Muktuk Adventures, Yukon

1日走り疲れ、プスリプスリと眠りに落ちる。ストロー(藁)ベッドは意外と暖かく、そしてどこか、い草の香りがした。



2009年は、「季節の移ろいを日常に取り入れようキャンペーン」実行中のため、最近、桜花びらハラハラと散る空の下を「待て待て桜」とあたふた走るのに忙しく、なかなか犬橇報告記まで手が届かない。

このところ、写真ばかりで文章をいれないのは、

旅の内容が、ぎゅうと凝縮されていればいるほど、気持ちのまとまりがつかず、文章に落としこむまで整理する時間が必要だから。この「溜め」の時間が、そこで過ごした時間の濃さと比例する。






▲本棚に長らく眠っていたこの本が、犬橇旅を終えて、いま、ようやく面白く手に汗握りながら読めるようになった。

2009-04-02

カメラ目線

@Muktuk Adventures, Yukon

うちの子が6

@Muktuk Adventures, Yukon

うちの子が5

@Muktuk Adventures, Yukon


彼等は、背中のハーネスが外れると、「走る」→「休憩」モードに切り替わるらしい。



何人からか連絡いただきましたが、先週日曜日のテレビ、「ザ・ノンフィクション」のユーコン特集は、まさに今回私達が訪れた場所でした!